クリスマスまであと15日の東京を舞台に、男女15人が織りなす恋愛モノで、家族モノで、ファンタジーモノ。
とにかく贅沢で濃厚な2時間ッス。
http://www.caramelbox.com/stage/30th-5/
まぁ、ラストに向かって、
登場人物それぞれが交わっていくという展開は『ラブ・アクチュアリー』などでもおなじみだけど、
いやはや、ええ感じの仕上がり。
これから観劇できる人がうらやしいッス。
ワタクシもせめてもう一回観たい!!!
テーマソング=TUBEの書き下ろし新曲『Love In White』もええやん!
というわけで、演劇集団キャラメルボックス30周年の締めくくりにして、2015年最終公演『BREATH』。
神戸公演初日行ってきました。
キャラメルの全公演を観ているわけではないので、なんともいえませんが。
最近では、最も“笑い”が多く、最も“すすり泣き”が聞こえたです。
つまり、笑えて泣ける、自信満々でオススメできる舞台になってます。
演劇初体験の方でも問題なし。
劇団設立当初のコンセプト「暗転なし」を進化させた(?)場面転換は、
昔の芝居しか体験していなかったらビックリ。
登場する7組のカップルや家族などのエピソードの見せ方なんぞは「ウマイ!」と声あげます。
また、キャラメルファンにとっては、
はじめは「おお、キャラメルボックスの新機軸じゃないか!」なんて驚きとともにはじまるんですけど、
いかにも“キャラメル”らしい展開にほっこり。
30周年公演ということで、過去の作品に登場した人物や関係者、場所なども続々と登場。
セリフも「あのときのヤツだな」ってのがいくつかあったりして、ファンなら感涙もの。
ここで泣けたセリフなどもご披露したいところですが、まだまだ公演は続くので、またとしましょうか。
いちお印象的だったのは、15年前、92年前、35年、39年ぶり、3週間前……などなど時の流れを実感させられるセリフがとても多かったこと。
それでなくても、30周年(神戸公演は25周年)公演ということで、時の重みを感じる舞台でしたが、時間=タイムを感じさせたら日本一ですな。
常に挑戦、未来は変えられること(間に合わないことはない)、そして、温かい気持ちを毎回教えてくれる公演でした。
※画像は終了後の「撮影タイム」から昆虫博士・菅野良一氏(最近のキャラメルは、スマホ・タブレット限定で撮影タイムがあるのですー)。