骰子の眼

cinema

埼玉県 その他

2009-07-02 19:50


米映画誌『VARIETY』で、日本で唯一「世界の見逃せない50の映画祭」に選ばれた『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭』

埼玉県川口市で毎年開催されている、新しい映像制作スタイル「Dシネマ(デジタルシネマ)」にフォーカスした映画祭が7/10より開幕!
米映画誌『VARIETY』で、日本で唯一「世界の見逃せない50の映画祭」に選ばれた『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭』
(左上より)『愛を求めて』(監督:クリスチャン・E・クリスチャンセン/2008年/デンマーク/85分)、『ジョニー・マッド・ドッグ』(監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール/2008年/フランス、ベルギー/95分)
(左下より)『引き出しの中のラブレター』(監督:三城真一/2009年/日本/119分)(c) 2009「引き出しの中のラブレター」製作委員会、『遺品整理屋 未来堂』(監督:土田豪介/2008年/日本/59分)(c)オキナワジェット

デジタルシネマ(Dシネマ)にフォーカスし、すべての上映作品を4Kデジタルシネマプロジェクターで高画質上映する、世界で唯一の国際コンペティション映画祭『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭』が、7月10日(金)~20日(祝・月)までの11日間、彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール(埼玉県川口市)をメイン会場に開催される。

世界中からエンターテインメント性とデジタルの新たな表現の可能性を感じる作品を公募し、次代を担うクリエイターを発掘している同映画祭は、今年で6回目を迎える。

Fingers
ロマン・ポランスキーらを輩出してきたポーランド国立映画大学で演出を学び、短編を中心に作品を制作している日本人監督の短編作品『It's All in the Fingers』(監督:石川慶/2009年/10分)

「長編コンペティション部門」では、「劇場公開用長編映画の製作数が3本以下の監督によってデジタルで撮影・編集された70分以上の長編作品」を世界中から公募。応募数が過去最高となった77の国と地域、723作品の中から厳選された15作品を上映する。

また、日本のクリエイター支援を目指すため国内作品に限定された「短編コンペティション部門」では、2008~2009年に完成した60分未満の短編を公募。今年は281本の応募の中から厳選された11本を上映する。

Lost Paradise in Tokyo
若松孝二監督に師事し、フリーの演出部として行定勲、犬童一心監督などの様々な作品に参加した監督の長編デビュー作『Lost Paradise in Tokyo』(監督:白石和彌/2009年/日本/115分)(c)2009 CineBazar

第一次審査を経てノミネートされた作品は、映画祭期間中に審査され、最終日に最優秀作品賞、監督賞などの各賞を発表。副賞賞金総額は、長編部門はソニーDシネマアワードとして1000万円、短編部門は川口市民賞として200万円が授与される。

『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』
演劇集団キャラメルボックスの未公開の最新作 Livespire『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』(脚本・演出:成井豊+真柴あずき/2008年12月上演の収録版/127分)  photo:伊東和則 (c)株式会社ネビュラプロジェクト/ソニー株式会社 2009年

他にも、「Dシネマの潮流2009」として、黒澤明監督『羅生門』のデジタル復元版上映、今秋劇場公開の『引き出しの中のラブレター』(出演:常盤貴子)と、舞台劇を映像化した演劇集団キャラメルボックスのLivespire『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』の先行上映、山田洋次監督のシネマ歌舞伎『連獅子』、3Dアニメーション映画『ナットのスペースアドベンチャ―3D』など、子どもから大人まで楽しめる内容となっている。
また、期間中には、審査員や作品関係者をはじめ、世界各国からゲストが参加しQ&Aもおこなわれる。

JR川口駅東口から無料直行バスがでているのでアクセスも便利。この機会に足を運んでみてはいかが。


『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009』
2009年7月10日(金)~20日(月・祝)

会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ホール・多目的ホール
(埼玉県川口市上青木3-12-63)[地図を表示]
※料金・前売券についてはコチラから
公式サイト

レビュー(0)


コメント(0)