2014-11-20

新作が公開?→劇場に走らねば! な映画監督20人 このエントリーを含むはてなブックマーク 

劇場で観て好きになった人、DVDで観て劇場で観たかったと思う人、前作は逃したけど次公開されたら逃さないぞ!と思う人など色々ですが、新作が公開されたら劇場に走らねば!、と思う映画監督20人です。

好きな映画監督は他にもたくさんいますが、例えレビューや試写評で酷く書かれていたとしても劇場に観に行くという観点で絞りました。それぞれ1本好きな作品、感想、劇場鑑賞記録、新作公開情報を書いてます。

この20人全部被る人にはまだお会いしたことがありません。このうち何人かでも被る人と是非お話がしたいです。

◆ミランダ・ジュライ
君とボクの虹色の世界
http://youtu.be/WNPPgP81EOI

マルチなアーティストで映画はその表現の一つ。かなりユニークな感性の持ち主で、シュールで残酷なんですが何故か温かみを感じます。短編集「いちばんここに似合う人」も読みましたが、映画イメージ通り…というか更に濃く面白かったです。新作が早く観たいです。

the Future ザ・フューチャー 2013.2.17 梅田ガーデンシネマ

◆ヴァレリー・ドンゼッリ
わたしたちの宣戦布告
http://youtu.be/Fn6DJh2ZTJE

公開時は同時期に観たい作品か集中していて逃してしまいましたが、レンタルで観て物凄く悔やみました。実話を元に本人達が演じているのでこれ以上の説得力はないでしょう。日本版予告編は作品のイメージを捻じ曲げ、全く別の話にしちゃってます。海外版の日本語字幕付きが正しく作品イメージを伝えています。次作は絶対劇場に観に行きます。

◆ジュリー・デルピー
ニューヨーク、恋人たちの2日間
http://youtu.be/KDuw1o4P-vw

下ネタバンバンなコメディから、こんないい話にもっていくなんて⁉…というか、後半の話を伝えんがために、あんな前振りをという方が正しいのかな?「監督」ジュリー・デルピーのキラリと光るセンスを感じました。

スカイラブ 2013.4.21 梅田ガーデンシネマ
ニューヨーク、恋人たちの2日間 2013.7.27 シネリーブル梅田

◆マイク・ミルズ
サム・サッカー
http://youtu.be/S1nVD6BKu_k

人生はビギナーズを劇場で観たあとレンタルで。やっぱり優しい眼差しの監督で好きです。

人生はビギナーズ 2012.2.19 梅田ガーデンシネマ
マイク・ミルズ・うつの話 2013.12.13 シネマート心斎橋

◆フランソワ・オゾン
スイミング・プール
http://youtu.be/PhVm8kYQDqY

ミステリー好きの方はラストでスッキリしたい派の人が多い?と思いますが、僕はこういう煙に巻かれた感のあるミステリーも好きです。TSUTAYAに置いてないものもあり全作品は観れてないですが、つまんなかったオゾン作品はまだないです。

ムースの隠遁 2012.9.16 シネリーブル梅田
危険なプロット 2013.10.19 テアトル梅田
17歳 2014.2.15 なんばパークスシネマ

◆レオス・カラックス
ホーリー・モーターズ
http://youtu.be/MBSNQjO3q2s

「カラックス作品は難解だ!」というのは良く目にしていて、事前に監督インタビュー、レビューやブログなど徹底的に調べた上で鑑賞。そのお陰である程度は付いて行けましたが謎な部分も多いです。こんなの初めて観た!という衝撃が大きかったです。予習でアレックス三部作を観ました。あらすじなどは覚えてなく、残っていたのはイメージのみですが、昔シネマだいすきで観たのが汚れた血だったとこの時気付きました。

ホーリー・モーターズ 2013.4.13 梅田ガーデンシネマ

◆ウェス・アンダーソン
天才マックスの世界
http://youtu.be/8zVG8aBglVA

最新作以外はレンタルで全作品を観ましたが、これが僕のウェス作品ベスト。ゆるくてシュールで素敵過ぎ!…なのに音楽のセンス抜群なとこも好きです。

グランド・ブダペスト・ホテル 2014.6.6 TOHOシネマズなんば

◆ベント・ハーメル
キッチン・ストーリー
http://youtu.be/sKYyHJFxmVA

50年代にスウェーデンで実際に行われた独身男性の台所での行動パターン調査、これをテーマにしたという時点で笑えるでしょ?ツンデレ爺さんと調査員のおっちゃんがメインの話で地味さ全開ですが、鑑賞後のほっこり度は半端ないです。「クリスマスのその後に」は劇場スルーしちゃいましたが、レンタル鑑賞後に劇場逃したことを後悔しました。

1001グラムが2015年公開。

◆ロイ・アンダーソン
愛おしき隣人
http://youtu.be/Vjv6qNsKJq4

ブラックでシュールな笑いで好きです。来年劇場で観れるんですね!え?2014年の金獅子賞⁈…一般ウケはしない監督だと思っていたのでビックリ!

実存を省みる枝の上の鳩はまだ一般公開決まってませんが、ビターズ・エンドさんがきっと一般公開してくれますよね?

◆ミシェル・ゴンドリー
ムード・インディゴ うたかたの日々
http://youtu.be/TKkXTob8XsM

序盤はいちいち笑える手作り感溢れるシーンがてんこ盛り。中盤から後半にかけての悲壮感漂う展開を色で表現していて、切なさが募りました。劇場でないとその半分も感じ取れなかったんじゃないかと思います。

ムード・インディゴ うたかたの日々 2013.10.12 シネマート心斎橋

◆ジャン=ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ
少年と自転車
http://youtu.be/TUg38sTgvtQ

地味極まりない話なんですが、ダルデンヌ兄弟の作品はグッと来るものがあります。TSUTAYAに置いてないのが多く、まだ全作品観れてません。

少年と自転車 2012.4.22 梅田ガーデンシネマ

◆ジム・ジャームッシュ
リミッツ・オブ・コントロール
http://youtu.be/SWG9nBQCU2g

初期モノクロ作品なら、ストレンジャー・ザン・パラダイス、カラー作品ならこれ。説明するのは難しいんですが、映像・音楽・ストーリー展開…この雰囲気がたまらなく好きなんです。工藤夕貴で爆笑しました。

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ 2013.12.20 TOHOシネマズなんば別館

◆ジャック・オーディアール
預言者
http://youtu.be/MNVLVRfloLQ

刑務所内のノワールもので青年が生き残るために成り上がっていきます。各人物や力関係を生々しく描いていて引き込まれました。ラストも爽快感があり良かったです。

預言者 2012.3.24 第七藝術劇場
君と歩く世界 2013.4.6 大阪ステーションシティシネマ

◆ケン・ローチ
やさしくキスをして
http://youtu.be/J3T0rLEbDLE

そこら辺のラブストーリーなんて緩いと思わせた、人種間、宗教間に引き裂かれる切ないカップルの話。やるせない気持ちになりますが、現実は厳しくてもなんとか頑張って欲しいと思いました。

ジミー、野を駆ける伝説が2015年1月17日公開。

◆マイク・リー
秘密と嘘
http://youtu.be/7TaOXiE4XEM

発掘良品で観ましたが、凄く切ない話で言葉を失います。これを観てマイク・リー作品は劇場で観ないと!と思いました。

家族の庭 2011.12.9 テアトル梅田

◆ナンニ・モレッティ
息子の部屋
http://youtu.be/tW4dV8LRTvg

ナンニ・モレッティ作品も観たい作品がレンタルで無いのが多く、少ししか観れてません。物凄く切ない話ですが、最後まで観ると清々しい気持ちにさえなります。悲しみは決して消えることはないけど、ちょっとしたことをきっかけにして少しずつ小さくなっていくものなのかなぁって思いました。

ローマ法王の休日 2012.7.28 大阪ステーションシティシネマ

◆ギョーム・ブラック
女っ気なし
http://youtu.be/OqRErfD-U9E

なんと言ってもヴァンサ・マケーニュでしょう!彼の演技がナチュラル過ぎて、ホントにこんな人いそうって思って目が離せません。相当残念な男役ですが、見ているうちに何故か応援したくなってくるのが不思議です。

女っ気なし/遭難者 2013.12.7 梅田ガーデンシネマ

やさしい人が関西は2015年公開。

◆ドン・ハーツフェルト
メランコリックな宇宙 ドン・ハーツフェルト作品集
http://youtu.be/-I_7WNMWoQY

七藝HPの公開予定作品で目にしてから気になって仕方なかった作品。線描アニメの短編集で、「優しいブラックユーモア」って一体?と思いましたが、観たら納得しました。今のところ日本公開作品は観ていて、DVDもお買い上げ(特典映像のインタビュー、CALF製の冊子も面白い)。新作が待ち遠しいです。

メランコリックな宇宙 2012.5.26 第七藝術劇場
メランコリックなトリロジー 2013.2.2 第七藝術劇場

◆モンテ・ヘルマン
果てなき路
http://youtu.be/MO-cJM_HjtQ

凄く好きな作品です。劇場初回で分からない所があり、2回目鑑賞。まだ、分からないところがありDVDを購入して3回ぐらい観てだいぶ分かってきましたが、まだ謎は残ってます。何回見ても新たな発見があり楽しめます。映像とヒロインが美しいとこも好きです。

果てなき路 2012.3.31 2012.4.8 第七藝術劇場

◆デヴィッド・O・ラッセル
世界にひとつのプレイブック
http://youtu.be/pp3e3twHiV4

この作品もアメリカン・ハッスルも劇場スルーしちゃいましたが、レンタルで観て激しく後悔しました。ジェニファー・ローレンスのツンデレ・ムチムチ感、音楽、ダンスシーン、繊細な心理描写など見所が多いと思います。ダンスシーン、ジェニファー・ローレンスのツンデレ感が良かった。Zepの What Is And What Shold Never Be を流すタイミングと選曲のセンスが絶妙で仰け反りました。

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yoshida tetsuya

ゲストブロガー

yoshida tetsuya

“12月14日に元町映画館でショート・ターム鑑賞会というイベントを準備中です!”


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