日本語タイトルは、”三日月”。
英語タイトルは、”crescent”。
同作を題に囚われることなく修正。
耳の位置を左にずらし、顎のラインを削り、
下膨れの頬を痩せさせ、
月の丸みはほぼ失われた。
皮膚のクレーター感も弱めた。
いつでも志だけは一人前に高く掲げ、
その言葉に触れるとこの絵が思い浮かぶ、
というような典型を目指している。
リアルな象形文字と言い換えてもいい。
しかし、高邁な理想も、
絵自体の完成度が低く、魅力的でなければ、
お話にならない。
作品が良ければ、タイトルの独りよがりも霞む。
言葉による連想は、自分の大事な手法だが、
今後、表記はせずとも、
タイトルは常に切っ掛けの仮題として扱い、
もっとノビノビと連想して、
盛んにズレていきたい。
決めた期限を目端に掛けつつも。
技術面では、
細かい部分にシャープペンシルを使い、
全体的に解像度を上げた。
マメに鉛筆の尖を削れば、シャーペンは不要だし、
濃さの種類も限定されるが、細部、特に文字通り
シャープな髪筋の表現には有効だ。
今後も適材適所で使うつもり。
Pencil on paper.
(厳密には、Pencil,mechanical pencil on paper.
だが、長いので次回以降もこれで統一)
また、これに伴いGIMPによるパノラマ画像も改訂。
画像URLは下記参照。
●画像URL
上の画像は部分。
全体図 http://bit.ly/XQdMFD
パノラマ画像 http://bit.ly/Z5A3uI
●作業工程ログ
art 戸松 公二郎(@elpoeptac)/「女65」の検索結果 - Twilog http://twilog.org/elpoeptac/search?word=%E5%A5%B365&ao=a
●次回作進捗
Woman 66 giddy : 目舞い 改め くらくら(仮)
改題の可能性大。
安手の語呂合わせが鼻につき、
現状、日本語タイトルは”くらくら”に変更。
予告にて、
白黒の市松がうねり、捻れて、
髪の毛の重なりと交錯のデフォルメ。
・・・
そしてなによりビアズリー。
と書いたけれど、彼の後継とも言えるハリー・クラーク
に触発されていることも追記したい。
ハリー・クラークは、
創元社のエドガー・アラン・ポー小説全集の挿絵で初めて見た。
そこからビアズリーにも遡ったのだが、
正直に告白すると、いまだにこの二人の作品を混同している。
両者とも、ペン画では、黒味の濃淡をハッチングで調整しているが、
本作ではハッチングは使用しないつもり。
現在は構想図の作成中。
今のところ、チェック柄のストールを頭から被り、
首元で巻いた人にしか見えない。
髪自体の筋と、光と陰の等高線の交差をもっと整理したいのだが。
出来次第で構想図をConcept Sketchとして公開する予定。
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