日本語タイトルは、”トマト”。
英語タイトルは、”tomato”。
画像は正方形の描画面を円形に切り出した版。
メダルや硬貨のイメージ。
頬とトマトと、いくつかの円形の相似。
額装するなら円がいい。
尤も、正確に言うと、
この絵の頬とトマトは、
表面が浅く波打った球だが。
今回は、少しづつ守備範囲を広げるつもりで、
不慣れなボタニカルアートの趣。
笑顔ではなくて、
唇を内側に巻き込んで、
鼻の頭がお辞儀をする、
視線に無防備な子供か、
大人でも安穏な心持ちが成せる仕草。
自ずと出来た、
浅い笑窪の脇と、トマトの玉の、
二様のハイライト。
少々のニキビと共に、
その周辺に滲む赤いグラデーション。
形と色の連歌。
手前のトマトと奥の横顔の解像度をどうすべきか。
どの程度差をつけるべきか。
フルフォーカスにすべきか。
結局、手前の描き込みを抑えたが、
効果はどうか。
無色の為かはわからないが、
物足りなさは多少残る。
因みに、顔を描く時、
我知らず同じ口元をしながら描いていた。
Pencil on paper. 27×27cm
●画像URL
円 circle - http://bit.ly/Og407V
顔 face - http://bit.ly/PWeVqr
正方形 square - http://bit.ly/RdSZsv
製作中 work in progress - http://bit.ly/MtU4bY
●作業工程ログ
なし。
現在はEvernoteでログを取っているが、
どうも公開には不向きな気がする。
●次回予告
女62 willow : 柳。
枝垂れた枝々に分け入ると、
七夕飾りよりも涼しげに、
上から細く長く、
髪か柳。
表と裏と翻りながら、
胸のあたりまで垂れて靡く。
ただし、枝先を追うような、
その表情は、
柳に風折れ無し、とは正反対。
泉鏡花の長編に「風流線」というのがあって、
以前からこの線を描きたいと思っていた。
また、
今回感じた、前景と後景の乖離の違和感
を受けて、一体感のあるものにするつもり。
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Flickr: elpoeptac Photostream http://bit.ly/lwzMaw
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