今日は結構早めに起きて活動を開始しようかと思っていたんだけど、結局9時ぐらいに起きて、活動開始。大して荷物も多くないけど、荷物をまとめて部屋を出る。で、どうやら朝食は2階(3階)らしいので、上がっていくとテラスにテーブルがあって、そこで食べるみたいだ。これが結構気持ちいい。特に午前中は空気もさわやかで照りつけ始めた日差しもウォーミングアップって感じでいい具合。
朝食の選択肢は他のホテルと大して変わらなかったけど、赤いオレンジジュースがあったのと、真空パックではあるけど、ウィンナーがあって割とお腹いっぱい。つか、ゆで卵も食べたので十分お腹いっぱい。で、ホテルをチェックアウト。
とりあえず向かうはフニクラ(ケーブルカー)乗り場。フニクラで一気にヴォメロの丘の上に出て、そこから丘をまた別のフニクラで降りる。で、そこから地下鉄でスタディオ・サン・パオロの最寄り駅へ。これが今日の計画。フニクラ乗り場はよくわからなくて少し行き過ぎた。タバッキでナポリの1日乗車券を購入。計算通りなら少なくとも4回は交通機関を使うので元は取れるはず。
で、地図とにらめっこすると、少し戻ったトコにフニクラ乗り場があったはずなので、引き返す。で、今度は案外あっさり見つける。ちゃんと地図見て歩かないとダメだな。つか、この地図がわかりにくいっつー話もあるが。で、フニクラで一気に丘の上へ。が、これが思いの外景色が良くない。駅周辺をうろついて見るも景色の良さそうな所は見つからず。
たぶん、行きたい方向と逆方向の観光地っぽい要塞とかに行けばいいんだろうけど、向かうはスタディオ・サン・パオロ。仕方ないので、次のフニクラ駅方面へ歩いていく。駅はすぐ見つかった。が、これを降りてしまうとヴォメロの丘がなんの意味も無くなってしまう。せっかく高いトコに来たのに。
そんな時は地図とにらめっこ。どうやら少し先に行ったトコに大きな公園がありそうだ。地図で見る限り、この公園から下に降りていって、地下鉄にも乗れるんじゃないかと思われる。フニクラで下れば確実に地下鉄の駅にたどり着けるし、今日は4時にナポリ中央駅に戻らないと行けないんだけど、ここは冒険してみることにした。
で、一つの挑戦は意外な副産物を生むもので、フニクラの駅をほんの少し通り過ぎた通りの向かい、ちょっと奥まったトコにスポーツ用品店があって、看板を見つけて覗いてみることに。するとあるじゃないですかナポリのユニフォーム。しかも半額だし。しかもサイズも選り取り見取り取り揃ってるし。で、丁度いいサイズを見つけて購入。
で、公園の入り口もすぐに見つかり、公園に入っていった。緑が多くていい感じ…？が、つー事はあいかわらず良い景色は見れない。これは参った事になってきた。と思いとりあえず公園を地下鉄駅方面へ進む。博物館らしき案内もあったが無視。したら、次はパノラマの案内。これは無視できない。早速向かってみるとナポリの海が一望。
素晴らしい景色に後ろ髪を引かれつつも当面の目標はスタディオ・サン・パオロ。これを達成しないとナポリを発つことができない。フニクラで降りなかったので、だいぶ時間的にはロスしているはず。で、地下鉄駅だが、どうやら公園はがけの上で地下鉄の駅は遙か下。つまり、公園からは地下鉄の駅には簡単には行かれないらしい。
とりあえず、公園を出る。出入り口に警備員さんがいたので、地下鉄の駅に行きたいと伝えたら上に行けと言われた。が、上に戻るのも嫌だし、そもそも上の地下鉄はラインが違う。フニクラもパスしたのだ。下の地下鉄駅を目指したいので、おじさんの指示を無視。公園を出た。で、地図を見ながら遠回りに地下鉄駅を目指す。途中、老婆にバスを待ちなさい、と忠告されるが、これも無視。ここでバスを待ってたらいつ来るのかもわからない。
で、別のマダムに聞くとこの階段をずーっと下りて、左に行けばあるわよ、との事。三者三様の意見が聞かれるのもヨーロッパの特徴。みんな自分の思うように伝えてくる。で、マダムに教わった通り階段をザクザク下りる。で、地図通りに通りがあって、アメデオ駅に到着。
地下鉄のプラットフォームはあっちとこっちと2つしか無いのにどっち行きかで結構迷った。案外そういうトコで迷うんだよな。ちょうどプラットフォームに出たトコで電車が来たけど、慎重になって乗らなかったけど、結果からするとあれに飛び乗っておけば良かった。と言っても次の電車もすぐに来たんだけど。
で、さっくりとスタジアムの駅、カンピ・フレグレイに着いた。駅を出てさて、スタジアムはどこか。情報が一切無い時は人に聞くほか無い。最寄り駅まで来てたら誰でもスタジアムがどっちの方にあるかは知ってる。おじさんにイタリア語でスタディオ・サン・パオロはドコですか？って聞いたらさっくり通じた。あっち、って言われて少し歩いて、駅前の樹木とかが邪魔にならないトコに来たらもう見えた。
で、スタジアムツアーなんて期待できないので外からいい感じにスタジアムが見えるトコを探す。案外スタジアムの外が開けてて、いい感じに写真も撮れた。ので、今日は暑いしこれで引き上げかな？と思った。けど、まぁ、たぶんこのスタジアムは今回のヨーロッパへの旅で最後の訪問スタジアムになるはずなのでやっぱりスタジアム回りを一周してみよう、と思った。[地図を表示]
で、歩いてくとやっぱりスタジアムの回りにはあるもので、スポーツ用品店があって、中に入ってみると多少だけどナポリのグッズがあった。案外たいした物が無い物で、マーチャンダイズとかもっとやればいいのにと思う事は多々ある。で、ナポリグッズが今まで何も入手できていないので、ちゃちい気もしたけどキーホルダーを購入。
で、スタジアム一周の続き。と思ったら、ゲートが開いてるトコがあるじゃないですか。で、入っていって見る。警備員さんらしき人を見つけたのでココまでかな、と思ったけど、写真撮っても良いですか？って聞いたら、いいよ、って手で言われた。と言うわけで奇跡的にスタジアムに入れた。スタジアム自体、2重ぐらいの柵に囲まれていたので、ピッチは見れずじまいと思っただけに感激もひとしお。
しかも、スタンドに作業員らしき人たちがいて、ちょこちょこ話ができた。で、写真を撮って貰うことにした。もちろん、さっき買ったばかりのナポリのユニフォームを着て。で、一通り写真も撮ったので、怒られる前にスタジアムを出た。やっぱり、諦めたらそこで試合は終了。諦めずにチャレンジしてみてこそ何かが起こるんだな、そう思った。何も今回だけじゃなくてこの旅を通じてそういう事を学んだ気がする。
で、大満足でスタジアムを後にして、とりあえず一周を完了させて駅に戻った。で、今度はさっきのアメデオ駅の一つ手前、メルジェリーナ駅に向かう。で、駅に着いて、海岸を目指す。交通量が多い道路を適当に横断するのにもだいぶ慣れてきてる自分がなかなか恐い。つか、信号とか関係なく渡るんだよね。ドイツ人はかなり生真面目に信号を守る。車が来て無くても。イタリア人は車が来てても渡る。車もそれをわかってて止まる。
で、海岸に着いた。これがまたキレイな事…。たぶん写真ではこの感動の半分ぐらいしか表現できてない。全体的に明るすぎて海の色が出せない＆枠に収められる景色じゃない。で、海岸沿いにひたすら歩く。照りつける日差しは半端じゃなく、水は持ってたけど、残りも少ないので、売店で1.5lのを買った。500mlが1EUR、1.5lが1.5EUR。なら1.5lでしょう。
で、ここまで結果的に順調に来れたので、暑いのに手すりに座ってぼーっとナポリの海を眺めた。結局20分くらいぼけーっとしてたかも知れない。暑いけど、海がキレイで気にならなくなる。いい天気だった。で、また歩いて結局トレド通りに戻ってきた。
んで、ここをずーっと歩いて、ドゥオーモも目指す。またフニクラで上に上がって、眺めのいいトコを探しながら行こうかと思ったけど、ウィンドウショッピングを楽しみながら歩くことにした。結局、気になる物は見つからずにとある広場にたどり着き、そこで遅い昼ご飯を食べることにした。
伝統料理をくれ、と頼んだらニョッキを推薦されたので、いやそれは…と思い、パスタで伝統のをって言ったらまた海鮮系のが出てきた。美味いんだよなぁ。んで、ビールを頼んだら、小さいのをって言い忘れてジョッキで出てきた。暑かったから結構一気に行った。その後どうなるかはご想像の通り。だいぶ千鳥足で店を出て、ドゥオーモへ向かう。
つか、のんびり昼飯を食べたのでもう電車の時間まで1時間しか無くなっていた。ので、ドゥオーモも大して見る時間がない。行く途中、マラドーナとカンナバーロが神棚？に飾られていた。神様なんだな、ココでは。で、ドゥオーモに到着。でも、どうも相手ないっぽい。まぁ、ちょうど都合がいいので、まっすぐ駅に向かった。
で、駅について、少し時間があったので、駅のおみやげ屋でピンバッチを購入。で、電車が来た。自分の車両を探す。どうやら一番遠くみたいだ。がんばって歩く。んで、電車に乗ってローマへ。ユーロスター結構早い。ローマに着いてプント・ローマを目指す。ピンバッチは入荷しているだろうか。
つか、地図見なくても大体の方向に行ったら着いた。慣れてきたな。つか、いろんな人に聞くほどローマもナポリも危険な目にはあってない。ローマに着いてからカバンに鍵をかけるようにしているけど、必要ないんじゃないか思い始めてる。で、プント・ローマには日本人が一杯いた。順番を待ってピンバッチを購入。ついでにマスコット人形も購入。
で、プント・ローマからはいつもの帰り道。ホントは16番バスで帰りたいけど、バス通りをバスを探しながら歩いても一度も抜かれないんだから、待っても仕方がない。一度くらいは乗りたいけど。で、いつもの中華のテイクアウェイを買って帰ってきた。
明日は10時にテルミニ駅で待ち合わせでいよいよマッテオと初対面。どんなやつだろう。いい奴には間違いないけど。そんでドコに連れてってくれるのか。明日、明後日と彼とローマ、そしてアンツィオというローマ郊外の町？村？を訪れる予定だ。
