今日の東京は予報どおりの冷たい雨となったので、
そうしようと思ったとおり１日じゅううちに閉じこもっていた。
ところできのうも話題にしたManuelと言えば、
以前なにかの打ち上げの時に、
小雨の降る鎌倉で天狗に出会ったっていう話になって、
へー、と驚き
（しかもその天狗は少し悲しそうな顔をしていた、とかで）、
「Manuel、天狗に会ったんだってー」
とかそばにいたASTROに言って、
へえー、見える人には見えるんだねえ、なんてASTROも言っていたのに、
また別の時にみんながそろっていた時、
私がGovernment Alphaに、
「Manuel、天狗に会ったんだって。鎌倉かなんかで」
と言ったら、
「ああ、あれでしょ？」とGovt.AlphaがさもこともなげにManuelに向かって言い、
なんでも鎌倉のどっかの山に天狗の「銅像」が立ってるんだってさ。
Manuelは最初からその銅像のことを話していたつもりだったらしいんだけど、
それを私が本物の天狗のことだと勘違いしたのだった
（で、すごーい、Manuelが山に行くと天狗が出てくるんだ、とか思っていた）。
でも、それをそのまま鵜呑みにしたASTROだって同じような頭の構造だと思うし。
しかし、Manuelの映像作品をスクリーンで堪能した後となっては、
むしろ本物の天狗が彼の前に出てこなかったほうがふしぎと思える。
やっぱりあれは、ほんとうに天狗に出会ったって話だったんじゃないかって気がしてしかたがないんだが……。
図版はそのManuel Knappの映像作品『interferenzen～v0.1』(2005)から。
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