拙作『タッチストーン』が、12/6(金)にクロアチアの第二の都市スプリットで開催されるシネマ・クラブ・スプリットで上映されます。カナダの実験映画作家ピエール=リュック・ヴァイヤンクールの特集上映との併映になります。どうぞ宜しくお願い致します。
http://kinoklubsplit.hr/dogadanja/projekcija-pierre-luc-vaillancourt-retrospektiva-2011-2018/
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なお、ピエール=リュック・ヴァイヤンクールの特集上映は、先日、東京のアップリンク渋谷でも開催され、現在、彼は日本で作品を制作中のようです。
https://shibuya.uplink.co.jp/event/2019/55197
吉田孝行作品『タッチストーン』
(撮影・編集:吉田孝行/2017年/10分/HD/16:9/カラー&白黒)
日本のとある庭園に置かれている白い色の大きな丸い石。大理石の彫刻作品であり、その上に子ども達はよじ登って遊んでいる。「自ら子ども達のために仕事をする芸術家は、間違いなく普遍的なものにまで達するのだ」というフランスの映画批評家アンドレ・バザンの言葉に着想を得て制作された。本作はまた、アンドレ・バザンが論じた映画と他芸術との美学的共生の可能性を、彫刻を対象として探求した映像作品でもある。
【吉田孝行プロフィール】
1972年北海道生まれ。映画美学校で映画制作を学ぶ。東京フィルメックス2014でアジアの映画人材育成事業「タレンツ・トーキョー」のコーディネーターを務める。ドキュメンタリー専門誌「neoneo」の編集に携わる。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社)、『躍動する東南アジア映画』(論創社)など。映画とアートを横断する映像作品を制作、これまで30か国以上で作品を発表している。近作『ぽんぽこマウンテン』(2016)が、ジョグジャ・ネットパック・アジア映画祭、サラミンダナオ・アジア映画祭、デトモルト国際短編映画祭、マドリード、モスクワ、コペンハーゲン、ハンブルグの展覧会など、20か国以上の映画祭や展覧会に選出されている。イラク北部クルド自治区で開催されたスレイマニヤ国際映画祭2017で審査員を務める。世田谷区子ども基金助成事業「こどもドキュメンタリー教室」主宰。近作『タッチストーン』(2017)が、ジョグジャカルタ国際ドキュメンタリー映画祭、パルヌ国際映画祭、イスタンブール国際実験映画祭、ソウルやローマの展覧会など、10か国以上の映画祭や展覧会に選出されている。新作『モエレの春』(2019)が、インドのコルカタ国際映画祭、新作『アルテの夏』(2019)が、イタリアのラチェノドーロ国際映画祭などに選出されている。
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