2017-10-17

イラク北部クルド自治区で開催されたスレイマニヤ国際映画祭にドキュメンタリー部門の審査員として参加して来ました。その2 このエントリーを含むはてなブックマーク 

写真は、映画祭開催前日の9月30日(土)に徒歩でスレイマニヤの市内観光に行ったときの一場面。左から、長編フィクション部門の審査員で米国ナッシュヴィル映画祭のBrian Owensさん、私、英語とクルド語の通訳をして下さったMirw Salihさん、そして綿井健陽さん。

スレイマニヤ国際映画祭には、9月28日(木)に出国、10月8日(日)帰国の10泊11日(現地には8泊9日滞在)のスケジュールで行ってきました。カタール航空を利用して行きはドーハ経由で綿井健陽さんと同じフライト。

しかし、9月25日(月)にクルド自治政府が独立住民投票を実施したことに対するイラク中央政府の報復措置として、9月29日(金)18時00分以降のクルド自治区内の2つの国際空港(アルビルとスレイマニヤ)の国際便の発着が中止される、というニュースを成田空港へと向かうバスの中で知ることになります。成田空港で綿井健陽さんと落ち合い、現地に行けるのかどうか、カタール航空や映画祭側に何度か確認をした結果、到着時間が予定よりも数時間早まるが、現地には行けるらしいことが分かり、不安を抱きつつも、成田を出発。カタール航空のサービスで、途中、ドーハ市内の高級ホテルにも1泊しました。ホテルには4時間程の滞在でしたが。

スレイマニヤ国際空港には、9月29日(金)の14時頃に到着。間一髪での入国となりました。ちなみに、映画祭全体で約150人のゲストが来る予定をしていましたが、国際便の発着中止措置により、スレイマニヤまで辿り着けたのは約50人、約100人のゲストが参加をキャンセルするという前代未聞の映画祭となりました。イラク中央政府による国際便の発着中止措置は現在も続いています。

スレイマニヤ国際空港に到着後は、出迎えに来てくださった方々とレストランに直行して歓迎の食事。ホテルは五つ星の高級ホテルでVIP待遇でした。

9月30日(土)はスレイマニヤの市内観光などをしながら、旅の疲れを癒し、10月1日(日)から始まる映画祭に備えました。

クルドの大手メディア「ルダウ」で紹介されました。
http://www.rudaw.net/english/culture/03102017

【吉田孝行プロフィール】
1972年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。映画美学校で映画制作を学ぶ。東京フィルメックス2014でアジアの映画人材育成事業「タレンツ・トーキョー」のコーディネーターを務める。ドキュメンタリー専門誌「neoneo」の編集に携わる。共著に『クリス・マルケル―遊動と闘争のシネアスト』『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』など。近作『ぽんぽこマウンテン』(2016)が、デトモルト国際短編映画祭、ジョグジャ・ネットパック・アジア映画祭、サラミンダナオ・アジア映画祭など、18か国の映画祭や展覧会に選出されている。新作『タッチストーン』(2017)が2017年12月に海外の映画祭でワールドプレミアを予定。

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吉田孝行

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吉田孝行

“映像制作&映像批評。これまで30か国以上の映画祭や展覧会で作品を発表している。近作に『ぽんぽこマウンテン』『タッチストーン』『アルテの夏』『モエレの春』など。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』など。”


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