写真は、10月1日(日)の映画祭初日のレッドカーペットの様子。左からスレイマニヤ大学の映画学科長のDilshad Mustafaさん、私、私と同じくドキュメンタリー部門の審査員でシリア出身アルビル在住のSaid Mahmoudさん。
そして、いよいよ映画祭初日の10月1日(日)がやって来ました。オープニングとクロージングの会場は、スレイマニヤでいちばん大きい市民ホール「TALARI HUNER」で、おそらく1,000人以上の観客が集まり、会場は満員で通路や階段にまでお客さんがいました。私たちゲストは、夕方から近くのホテルのロビーで待機して、18時からレッドカーペットを歩き、続いてオープニングセレモニー、そして20時からオープニングとしてペルーのPalito Ortega Matute監督『The Pink House』という作品が上映されました。
とりわけ、レッドカーペットとオープニングセレモニーは、地元のテレビで生中継され、私もインタビューを受けました。テレビ画面に写っている様子を綿井健陽さんの同僚で現地に取材で来ていらっしゃったアジアプレスの玉本英子さんが写真に撮ってフェイスブックで送って下さいました。
10月2日(月)からは、会場を地元のシネコン「CITY CINEMA」に移して、朝10時から上映が始まりました。このシネコンには、5つのスクリーンがあり、上映は4つのスクリーンで行われ、5つ目のスクリーンは、セミナーやワークショップの会場として使用されました。午前中は長編1本を観て、12時〜14時頃は昼食の時間、夜は19時30分頃までには上映が終了し、20時以降は夕食の時間で、シネコン内にあるカフェテリアでゲストも映画祭のスタッフも一緒に食事をして交流をするような形でした。映画祭のスタッフは学生などのボランティアも含めて約150名とのことでした。
映画祭の主会場となったシネコン「CITY CINEMA」
http://www.citycinema-me.com/
https://www.facebook.com/CityCinema1/
https://twitter.com/citycinemasuli
クルドの大手メディア「ルダウ」で紹介されました。
http://www.rudaw.net/english/culture/03102017
【吉田孝行プロフィール】
1972年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。映画美学校で映画制作を学ぶ。東京フィルメックス2014でアジアの映画人材育成事業「タレンツ・トーキョー」のコーディネーターを務める。ドキュメンタリー専門誌「neoneo」の編集に携わる。共著に『クリス・マルケル―遊動と闘争のシネアスト』『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』など。近作『ぽんぽこマウンテン』(2016)が、デトモルト国際短編映画祭、ジョグジャ・ネットパック・アジア映画祭、サラミンダナオ・アジア映画祭など、18か国の映画祭や展覧会に選出されている。新作『タッチストーン』(2017)が2017年12月に海外の映画祭でワールドプレミアを予定。
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