2008-05-18

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『METAMORPHOSE 08』に、Nujabesが決まった。

Junくん(Nujabes)の音楽に出逢ったのは渋谷のHMV。『Metaphorical music』が発売されたばっかりだったのか、もう所狭しとあのジャケットが面出しされていた。HipHopのコーナーにあるにしては珍しくヌケの良いジャケットだったから、もう何にも心配すること無く買った(経験豊富なレコードコレクターのヒトたちが、ジャケ買いのレコードに自信があるような感覚?かな?...スイマセン、テキトーですw)。

目黒行きのバスの中、当時iPodでなくCD Walkmanを常備していた僕は、即座にディスクのビニールを破いてディスクをスロットに入れ、ちょっと冷房が効き過ぎた車内の中で聴いたのを覚えている。3曲目「Lady Brown」辺りからいてもたってもいられない、まるでカタルシスとメランコリックが入り乱れたような感動を覚え、「A day by atmosphere supreme」でもう見ている景色が滲んでおかしなことになっていた。...正直言ってあの感動は翌年のSquarepusherが出した『Ultravisitor』を聴くまで続いていたんじゃないか?、と言ってもいいくらい衝撃的だった。

そして、出会いはこれまた突然で。

台東区にある父方の集まりで久々に従兄弟とお酒を飲み交わしていた際に、彼が「ねえ、ヌジャベスって知ってる?」といきなり切り出してきて、あまりの突然さに酩酊してたアタマが一瞬で正気に戻った。なんと彼はその従兄弟の奥さん(その時はまだ奥さんではなかったけど)の友達で、しかも大の仲良しと言うではないかっ(驚。

「いやー、まさか○○ちゃんからNujabesが出るとは思わなかったから...」

「いや、実は今度のウチらの結婚式に来るから、ぜひ紹介するよ」

「!!!!」

なんとビックリ。昔からずーっと遊んでいた従兄弟の結婚式に、自分の大好きなアーティストと対面なんて、誰が予測するだろう?〈事実は小説より...〉と、その時は痛切に思ったものだ。

そして従兄弟の結婚式、二人とも何とも堅苦しい服を着て(爆、同じく堅苦しい挨拶を交わしたのは、なんとも最近のように鮮明に覚えていたりする。

その後はお互いちょくちょく電話して食事したり、自身のスタジオに行ったり(Junくんはまだ小淵沢のスタジオには来てない。いっつもタイミングを逃してしまって「ホント、行きたいんだよね」って言ってもう何年だ?...)してお互いの音源聴いたり。で、実は最初のSound Circle(僕らクラムボンがやっているイベント)のアクトに呼ぼうとしたんだけど、お互いのスケジュールが合わなかったりしたり、Junくんからライヴのお誘いを受ける日に限って、自分の仕事が立て込んでたりで二人とも双方のライヴを観たことがなかったんです。

で、今回。

まさかこんなところで一緒にできると思わなかったから、本当に感激だった。即座にJunくんにメールで「やったね!お互い出番被ってないといいね」って送ったら、彼からこんなような内容のメールが。

「そうなんだよ、今回決めたのはミトくん達も出るんだっていうのが大きかったよ。」

ええ、また視界が霞みました。


キーワード:

Nujabes / METAMORPHOSE / 音楽


コメント(1)


  • ichi-ohyama 2008-06-09 08:24

    楽しみですね!

mito (clammbon)

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mito (clammbon)

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