ブログ「だめ日記」から
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けっこう前に浅野忠信と永瀬正敏が出て話題になったKDDIのCMで、「でも、携帯でカラオケする人なんています？」っていうフレーズがあった。“携帯にカラオケ”はちょっと迷走してるんじゃないかと思ったものだが、それは本当にそうで、結局カラオケは携帯の標準機能にはならなかった。
で、最近の話。デジカメや携帯のCMを見ていて、またよく「これ必要？」と思っていたんだけど、なるほど昨今は、作ってみなよ、が風潮なのでした。
■ 例えば、カシオが押しているのは、動画の合成機能「ダイナミックフォト」。カシオのサイト「ダイナミックフォト広場」に行くと、ちゃんと「コミュニティー」というページがあって、自作のダイナミックフォトを投稿して、人気動画なんかもチェックできるようになっている。けどYouTubeへの投稿数の方が多いみたい。
■ 坂本龍一！とCMにくぎづけになるのは、Softbankの携帯「930SC OMNIA」。教授が携帯画面にうねうねと線を描いているけど、あれは「お絵かきメール」という機能で、特設の携帯サイトではお絵かきメールコンテストが開催されている。
■ ウィーンに留学する原田夏希を、松本潤はじめ何人かが携帯で合奏しながら見送る、というCMでおなじみなのは、auの「CA001」。楽器演奏はアプリのひとつで、携帯自体のキャッチは「スポーツや音楽をアクティブに楽しむタッチパネル対応のスポーツ＆プレイ携帯」と、何とも長たらしい。作った曲は着メロにできる。
初音ミクとか、pixiv70万ID突破とか、以前から流れはできているので、作ってみなよを宣伝のメインに持ってくる気持ちはよく分かる。ただ、ガジェットで遊ぶのが好きな人にピンポイントで売りたい、というなら分かるんだけど、CMはどうも広く売りたがっているような感じなんだよな。世の中の人ってみんなそんなに「作りたい」のかしら。まあ携帯なんて、機種をいっぱい出してみて当たったらラッキーくらいなものなんでしょうけども。
にしても、「LISMO Video」はヒットしているんでしょうか。
