昨晩の11月11日、透過性分子こと岩田裕成君への追悼の意もこめた企画、
<鳥のぶらんこもしくはギロチン>のvol.15がひかりのうまで行われました。
一番目に出演してもらったFuguli(Yoshitaka Shirakura×冷泉 淳)は、
前半、透過性分子の音源を引用してのDJスタイルでのperformance。
透過性分子の激しい一面をフィーチュアしたかったとのことで、
確かに音量がふんだんで激しかった。
二番目は、私Reiko.A×陰猟腐厭のドラマーである原田淳。
魂を乗せた船の歌ってか、語りってか、私にとっては初のドラムス及びパーカッションを伴ってのvoice performance。
魂は船になって、この次元に別れを告げて飛んでゆく。
最後が透過性分子×園田游×陶山ゆつき。
透過性分子の『GLACE』(from META-INORGANICMATTER)と、
今回が初演であった遺作音源(未発表作)と共に、
園田游のどこから来たどなたさまなのかもわからないような異形の踊りと、
どうしてだか岩田君が今年の初めに発表した、
淡い色合いで描かれたStratosphere Paintingsに自然と似てしまう、
陶山ゆつきによるあぶくぶくぶく投影絵画。
どこでどういうわけでこの三者が共鳴するんだかわからないものの、
非常にシンクロ度が高く、密度の濃いperformanceでした。
岩田君、最後に約束どおりコラボを果たせてよかったね。
昨晩いらしてくださった方も、来られなかった方も、
陰ながら協力してくださった方々も、みなさん、ほんとうにありがとうございました。
写真は透過性分子×園田游×陶山ゆつき。