4月27日(木)〜4月30日(日)にアートスペース吉祥寺で開催されるアークファクトリー企画展「Visualize vol.3」に拙作『ぽんぽこマウンテン』を出品いたします。連日14時10分と16時50分からの上映となります。
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■ 企画展:アークファクトリー企画展「Visualize vol.3」
■ 日程:2017年4月27日(木)~4月30日(日)
■ 会場:ART SPACE KICHIJOJI(アートスペース吉祥寺)
■ 住所:東京都三鷹市下連雀1-17-4 GRATO井の頭公園 B1F
■ 時間:14:00~19:00
■ 入場料:¥500-|各パート入れ替え制
■ アクセス:JR三鷹・吉祥寺駅から徒歩13分
バスをご利用の場合は所要時間 約3~5分、吉祥寺駅から小田急バスで”万助橋”で下車。駐車場・駐輪場はありません。お車の方は、お近くのパーキングをご利用ください。
【上映スケジュール】
4月27日(木)~4月30日(金)共通
14:00~ 開場|Aパート
14:10~14:40 Entrance Movie
14:40~15:50 OP ~ A PART(本編上映)
16:40~ 開場|Bパート
16:50~17:20 Entrance Movie
17:20~18:30 OP ~ B PART(本編上映)
【上映作品】
《ENTRANCE MOVIE》
※エントランス・ムービーは、開場中に行う展示形式による上映となります。
「ぽんぽこマウンテン」10min 吉田孝行 監督作品
「溶接工のコケコッコー」8min 西谷龍二 監督作品
《OPENING MOVIE》
「テ」2min しげとう ともみ 監督作品
《Screening of A Part|General Audience》
ユーモア満載 日常系ファンタジー 西谷龍二 監督作品 2本上映
①「モートラ物産音楽隊」30min
②「ウサギとカメ」46min
《Screening of B Part|自主規制 R15+》
ダークファンタジー特集 3本上映
①「前歯の前ちゃん」20min 神谷年寿 監督作品
②「罪から逃げる男」20min 板倉臣郎 監督作品
③「FILAMENT」30min 田中大貴 監督作品
アークファクトリー企画展「Visualize」とは?
作家/アーティスト、映像クリエーターとして活動をする多くの人たちが、生み出した作品を定期的かつ気軽に展示・上映発表できる場所として”Visualize(ビジュアライズ)”を始動しました。ジャンルを問わず芸術性・作家性のある作品の展示や発表を行うことで、作家同士の交流や様々な作品性に触れることの出来る”エンターテイメント空間”として、いつでも誰でも楽しめる企画展を目指しております。
吉田孝行作品『ぽんぽこマウンテン』
(撮影・編集:吉田孝行/2016年/10分/HD/16:9/白黒)
「ぽんぽこマウンテン」とは、日本のとある公園に設置されている白い色のエア遊具のことである。雪山のようなトランポリンであり、その上で子ども達は、ぽんぽこ飛び跳ねて遊んでいる。本作は、曲線のあるユニークな風景の中で、無邪気に遊んでいる子ども達の姿を、動画と静止画の組み合わせによって表現したモノクロの映像作品である。作品の冒頭に引用される「子供心を失った者は、もはや芸術家とはいえない」という彫刻家コンスタンチン・ブランクーシの言葉に着想を得て制作された。
【吉田孝行プロフィール】
1972年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。映画美学校に通い、様々な映像作品の制作に携わる。山形国際ドキュメンタリー映画祭2011でヤマガタ映画批評ワークショップに参加。東京フィルメックス2014でアジアの映画人材育成事業「タレンツ・トーキョー」のコーディネーターを担当。日本で唯一のドキュメンタリー専門誌「neoneo」の編集に携わる。共著に『クリス・マルケル―遊動と闘争のシネアスト』『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』など。最新作『ぽんぽこマウンテン』が、映画祭、ヴィデオアート祭、展覧会など、世界14カ国、17の国際フェスティバルに選出されている。
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【関連記事1】http://www.cinematoday.jp/page/A0005386
【関連記事2】https://jp.sputniknews.com/opinion/201611042976112/
【推薦の言葉】
「ぽんぽこマウンテン」という遊具で戯れる小さな少年少女が描かれる作品の後半で、背後に樹々を配したロング・ショットの美しさといったら。しかし、一見単純と見える曲線の美を生み出しているのは、それまでのショットの的確な配列であり、とりわけ静止画の導入が、時間の推移のなかで無償の官能性を呼び込んでもいる。時間と無時間が葛藤し、映画の原理に思いを巡らせる、極めて野心的な小品だと感嘆した。———筒井武文(映画監督・東京藝術大学教授)
【推薦の言葉】
ドキュメンタリーマガジンneoneo の出身者から、新しい才能が登場した。ドキュメンタリーとビデオアートの境を易々と越境し、ラブ・ディアスを思わせる端正な白黒ショットのなかに、鑑賞者を過去の記憶へといざなう瞑想的な作品だ。———金子遊(映像作家・批評家)