2015-12-30

鳥ぶらvol.5を終えて。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

liveを行ったのは12月17日だったのに、
写真を入手できるのが遅くなったので、自主レポも遅くなってしまいました。

さて、わずかながらもご来場いただきました皆さま、どうもありがとうございました。
元々、鳥ぶらは、かつて行っていたLunatic Scopeと差別化してぷち企画のつもりでしたけど、
最近はLunaticはやっていないので、ぷちとかメインとか関係なくなってしまいました。
ただし、出演する組は三組と決めていて、
出演者は、必ず私がその中の一つに入っている以外は、今のところまだ重複したことはありません。
でも来年は、二度目の出演をお願いする人が出てくるかも知れないところです。

で、当日出演してもらった即興ユニット、ゴイゾンはドラム、ベース、ギターの三人編成で、
ドラマーの修平さんが中盤からヒートアップしてゆき、
ギターのにらさんも熱が入っていくのに比例して足首までありそうな(あるっけ?)髪が激しくじゃまなようすで、怒ったように何度も後ろに払う姿が印象的で、
まろんさんのベースも後半二人に融け込んでいって、三人が一体化して最後まで走り抜けた感じでした。
彼らはこのとこけっこう精力的にliveを続けているようなので、
またの機会に改めて三人に触れてみたいです。

成田護は、この日は自作楽器と、民族楽器と、自らの肉体によるSoundance。
彼の行為には常々オカルティズムを私は感じるのですが、
胸に装着した共鳴楽器のたたきっぷりは感電したかのようだったし(ビリビリ)、
メタルのかき鳴らしっぷりもいつもより激しくて、
ノイズイヴェントじゃないのに、最後に一番ノイズっぽい演奏で締めてくれました。

対してトップを務めた私はいつもより静かなパフォーマンスで、
持続音と、意味ある言語の発声による表現行為。
表現と言っても個性の発現ではなく、理念の伝達かな。
もちろんそこに、この地球の、しかも日本に個人として生まれてきた以上、人としての個性が加わっているのですが。
テキストはあらかじめ用意されていたもので、タイトルは「ムーシケ―をせよ」。
朗唱は以前から時折やってきたので、見た目や音響的にはこれまでにしてきたことと大して変わって見えなかったとは思うのですが、
言語内容のほうは大幅に変わりました。
というより、自分のステージでの姿勢がより明確になりました。
今回は、とりあえずプロトタイプというか、2015年ヴァージョンとして短めに行いましたが、
来年はこのテキストをより厚くして、もう少しロング・ヴァージョンでどこかで行おうかと思っています。

というわけで、今年はliveを2回しかできなかった割りには前進できた年でした。
おかげで、皆さんと共によい年を迎えられそう。

撮影はTyler Ludowitz。
Tylerさんとは彼が日本にやってきた翌日にひかりのうまで出会って、この日会ったのはまだ二回目。
日本にいる間にあちこちのliveに行って、写真を撮りまくるようですよ!

His Photo Gallery「Occupy My Life」
http://occupymylife.tumblr.com/

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Reiko.A/東 玲子

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“human/cat also known as Nyanko A 人間/ねこ。またの名をにゃんこA”


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