2011-04-15

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2011年04月12日の日記
未必の故意による犯罪ではないのか
http://newsfromsw19.seesaa.net/article/195597745.html

[共同通信の記事より抜粋/全文は末尾に]

原子力安全委員会の代谷誠治委員は12日、(略)3月23日の時点でレベル7に相当する危険性があると認識していたが、これまでに暫定評価の見直しを保安院に求めなかったことを明らかにした。代谷委員は記者会見で「尺度評価は保安院の役割だ(略)」とし、原子力安全委は関与しないとの姿勢を強調。(略)早期にレベル7として市民に注意を促す必要性について代谷委員は「いろいろな考え方がある」と述べるにとどめた。原子力安全委は、ヨウ素換算で63万テラベクレル(テラは1兆)の放射性物質が放出されたと推定。4月5日ごろには同程度の値を推定していたが(略)公表を見送っていたという。

「レベル7に達しているかもしれない」と最初に気づいた3月23日に公表していれば20日間分少なかった。具体的な放射能値の推定が出た4月7日に公表していれば5日間少なかった。

「安全です」「直ちに影響ありません」と言われ続けて、被災者は、放射性物質で汚染された空間にこれだけ余分に居続けることになった。

幼児もいた。
妊婦もいた。
中学生も高校生も若い男女もいた。

これは犯罪ではないのか。
未必の故意ではないのか。

結果を推測しつつ黙っていたら、未必の故意が成立するのではないか。

福島第一の原発事故は、4月12日に「レベル7」になったわけではない。
事故発生後まもなく「レベル7」になっていて、
すっとそうだったと4月12日に認めただけだ。

そんなこと、知ってたよ。
そうでなきゃ、フランスもイギリスもアメリカも
自国民を退避させたりしないもの。
(危機管理はワーストケース・シナリオの把握が原則)
知ってたからあせっていたんじゃないか。
言っても信じてくれないし。

原子力安全委がレベル7相当認識 
保安委に見直し求めず

2011/04/12 22:08 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041201001126.html

福島事故 最悪のレベル7
 
2011年4月12日 13時36分 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011041290133656.html

キーワード:

原発 / 被曝


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藤澤みどり

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藤澤みどり

“英国在住の文化ウォッチャー、芸術とお酒と政治好き。ブログ「ロンドンSW19から」http://newsfromsw19.seesaa.net/”


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