起きて、時間を見たら7時22分。飯を食わずに急げば予定より1本前の電車に乗れそう。だけど、急がない。せっかく朝食込みの宿なので、朝食をとる。が、パン二個の寂しい朝食。仕方ないか。で、電車まで時間があるので、30分ほどネットに繋げてmixiとニュースをチェック、州平は無事に帰ったみたいだ。いくつかウィンドウを開いたままパソコンを閉じて、ホテルを出た。
駅についてアムステルダム行きの電車の来るプラットフォームを探す。30分後の電車なのに4枚目ぐらいのボードに表記があった。かなりの電車が来る駅だな。で、ホームに上がって時間もあるので、ホームの時刻表を確認、見方を理解。乗る電車のタイムテーブルを撮影。こういう余裕があると後々精神的に余裕を持って旅ができる。
で、電車が来て、乗り込む。パソコンを開いてさっきの続きを読む。まぁ、ネットには繋がらないワケだけど。んで、ロッテルダムに近づいたとき、デカイプ(フェイエノールトのホームスタジアム)が見えた。でも、ゆうすけ大先生の写真が撮れてないので、予定通りロッテルダム途中下車の旅。
ロッテルダムで降りて、荷物を置く場所を探す。あ、駅の標識にコインロッカーがあった。よし、これだ。荷物を入れて、カードをさす。が、どうにも動かない。道行く人に聞くがわからない。インフォメーションに行って聞いたら、なんかオランダ人が持ってるカードが必要らしく、俺は使えないらしい。どこか預けられる所はあるか?と聞いたら、ソコを下に行ったトコにある。と言われた。あんのか。
少し、そこまでの道のりに迷い、戻って探し直したらさっくり見つかった。ん?自転車置き場?が、荷物の預かりもやってるみたいだ。預けた。後払いらしい。何にせよ、荷物を預けることに成功。スタジアムに行くトラムを探す。割と簡単に見つかる。23番トラムを待つ。いやぁ、オランダ寒い。風も寒い。あ、15度だもの…。Tシャツ、短パンじゃ寒いよ。
トラムを待ってる人にチケットって中で買えるの?買ってから乗るの?って聞いたら、たぶん中で買えるよって言われた。トラムに乗って運転手さんにチケット売ってって聞いたら、後ろにいる黄色いシャツの人に頼んでくれ、と言われた。黄色いシャツの人にスタジアムまで行きたいんだけど、チケット下さいって言ったら売ってくれた。
で、スタジアム。トラムで着く前にさっきの車掌さんが次がスタジアムだよ、って教えてくれた。超親切。トラムはスタジアムの目の前で止まった。まっすぐスタジアムに向かう。オフィスっぽいトコでスタジアムツアーありますか?って聞いたら、10時半ので終わったと言う。あ?終わった?現在、11時半。あぁ、せっかくココまで着たのにツアー無いのか。ってか、朝一で出たら間に合ったな。くそぅ。[地図を表示]
仕方ないので、オフィシャルショップはあるか聞いたらスタジアムの向かいにあった。ピンバッチだけ買った。で、スタジアムの外側を一周。ほんのわずかな隙間からピッチも見えたし、まぁこれで良しとしよう。トラム乗り場に戻って気がついた。さっき買ったチケット、まだ有効期限内だ。かなり安上がりなデカイプ参拝だったな、こりゃ。
んで、ロッテルダムの駅に着いて、駅の売店でサンドイッチと飲み物を買って、荷物を受け取りに行って、電車を探した。42分発のに乗れると思ってたら、30分なのにアムステルダム行きが出てしまった。が、42分にもアムステルダム行きの電車が来た。なんだ、ガッカリして損した。電車に乗って、昼飯を食べた。
小一時間でアムステルダムに到着。ロッテルダムは割とキレイで人々も割と豊かそうでいい雰囲気だったが、アムステルダムに着いてすぐにココはロッテルダムとは違う雰囲気だと気がついた。ミラノ、マルセイユそんなトコに近い雰囲気を感じる。つまり、危ないオーラが漂ってる街だ。
駅を出て、ツーリストインフォメーションに行った。無料の地図は無いくさい。長々と並んでるトコに並んだらあったのか?まぁいいや、地球の歩き方の切れ端で良しとしよう。地球の歩き方の地図ににメモった印を頼りにホテル探し。さっくりと見つかった。ってか、駅から近い。
もう一晩も頼めるか、交渉したけど、週末なので2泊セットらしい。ちょっとそれはキツイので、あきらめた。で、部屋に荷物を置く。うをっ!?これ、1泊85EURはかなり高いぞ、超キタネーし、設備も限り無くない。2泊にしなくて良かった。明日はユースホステルだ。つか、アムステルダムのホテル事情は今までのどの都市よりも悪そうだな。
で、アムステルダム・アレナ(アヤックスのホームスタジアム)に向かう。地下鉄に乗って行く。その都市で初めて地下鉄に乗るときは毎回ドキドキするが、まぁ割と簡単にチケットも買えて、地下鉄にも乗れた。で、スタジアム駅で降りたら、アレナがどーんと見えた。スタジアムに寄ってくとデカイプ同様すぐ近くに練習場らしきピッチ。[地図を表示]
で、アレナのショップでツアーある?って聞いたらあっちの黄色いデスクに行ってみて。って言われて行ってみる。ツアー丁度始まったトコ。ツアー代を払って小走りで前のツアーに紛れ込ませてくれた。いきなりメインスタンドのいい席に到着。すげー。けど、ピッチねぇ!どうやらオフシーズンでコンサートとかにスタジアムを使うので、こんな状態らしい。
で、コントロールルーム。このスタジアム、100コ以上の監視カメラがあるらしく、ここで全部見れるとか。そこまでするか、と思ったけど、説明の兄ちゃんは世界で一番安全なスタジアムだ!って自信ありげだった。で、2階席に行った。バカな奴がコンサート準備用の屋根裏へ続く階段を登っていった。彼はセキュリティに引き渡された。
で、会見室に通され、ツアー終了。あれ?ミュージアムは?とか思いつつ、ショップへ。新シーズン用のアウェーユニに一目惚れ、ピンバッチと一緒に購入。で、受け付けに戻って、これミュージアムも含まれてないの?って聞いたら、ツアーガイドが連れてかなかった?って聞かれた。うんにゃ、連れてかれなかったよ。あ!変な奴がいてそれで揉めてて、その間に俺ツアー終わったと思ってショップ行っちゃったかもって説明したら、じゃ、これ持って行ってってミュージアムだけで入る時用のチケットをくれた。
チケットを使って入ったら、アヤックスの歴史的品物が数々展示。ファンバステン、クライフ。チャンピオンズリーグも4個。で、シアターで歴史の映画をやってるのかと思えば、そうでも無かった。でも、いろんな子供をスカウトしては偉大な選手になりました的な構成でナレーションも一切無いのに何か感動した。これはこれでチームの文化と伝統を表しているのか。
で、アムステルダム市内に戻り、セントラル駅の1個前で降りて、アンネ・フランクの家を目指す。途中何度も運河を渡る。チーズ屋さんもあった。有名そうな建物も確認(え?ガイドブックで名前を確認しろ?)。んで、地球の歩き方の地図では位置が確認しきれなかったけど、行列を見つけて向かうとそこがアンネ・フランクの家だった。チケットを買って入ると、最初の映像が多国語対応で受話器を耳に当てて、日本語ボタンを押すと日本で説明が聞けた。
アンネの日記は実は読んでいないのだけれども、大方時代背景とこの家の話はわかってるので、大分重たい気分になった。家の中に本棚に隠れたドアもあって、家を巡っていくとそこも通った。家を一回りしてミュージアムは終了。売店には書籍ばかりでピンバッチは無かった。
ホテルの近くに向かいながら夕飯のレストラン探し。適当なトコに入って、伝統料理とオランダのビールを注文。アムステルってビールが出てきた。伝統料理と言う奴はマッシュポテトの上にでかいソーセージかなんかがあるだけだった。不味くは無いけど、美味くもない。飽きる。で、オランダの炭酸水を買ってホテルに帰った。ヤシの木の書いてあるお店もあった。ってか、この店から漂う匂いと同じ匂いは街でしょっちゅう漂ってるんですが…。