2020-10-17

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(承前)

というのは、あれだけ背骨にまともに「垂直な」衝撃が走って、
なにも変わらないほうがおかしいと思うので。
というか、実のところ今、占星術的に見て、
自分の生まれた時に天空にあった月と、現在、天空にある冥王星との配置が危なくて、なにが起こってもふしぎではないから。

ただこれはここのところずっと続いていた配置で、
これまで、ふしぎなほどなにもないな、と思っていたから、
忘れた頃にやってきたというか、油断していたというか、
転倒した時には、一瞬なにが起こったのかわからなかったとはいえ、
「しまった!」と思ったのも事実だった。

そして、はっきり言ってこんなことはちっともうれしくない。
あたりまえだ、こんな痛い思いをしてうれしいわけがない。
なにより、転倒したばかりの時は、今後立てなくなったらどうしよう、という危機感もあったし。

肉体に不都合を生じさせてまで、なにか変わりたいとは私にはとても思えない。
だってそうでないと、そもそも私の天王星を地上で発揮できないし。
と、相変わらず、なにが起きてもあくまで地上指向の私なのだった。

要するに、なにか「貫通」したような感じはあったものの、
それで変わったらしいところはなにもなかった、というわけ。

それどころか、症状がひどかった間の思考はひたすら平たく、
横たわっていた何日間もの間、非常に単純なことしか考えられなかった。
まるでどうでもいいようなことを繰り返し考え続けることで、痛みを紛らわしていたようだった。

そして転倒してから三日後にある夢を見て、
――その内容はその前に続いていたことから書かないとわかりにくいのでここでは書かないでおくけれど――
なんだ、まだ滞留してるんじゃない! と自分で判断したんだけど。

ただ、ちょうどその翌日の四日目、少々異様な夢を見た。

それは、
ふとなにか妖しいものを感じて隣の部屋に行ったら、
薄暗い中で、宇宙服のようなものを着た二人組の男が、
こちらに背を向けて私のパソコン2台を改造しているという夢だった。

デスクトップ上のアイコンが私が見ている前でどんどん変わっていく。
あわてて阻止しようとしたら異臭を感じ、
あ、死んでしまう、と思って鼻を手で覆ってがばっと伏せたんだが、
そこで冷静になろうとして、
これ、夢に決まってる、だって私、デスクトップ型のパソコン2台も持ってないもん
(ってか、デスクトップは1台も持っていない)
と思ったのだった。

そしてその後ジジジに襲われ(ジジジってここで書いたことがあったかどうか思い出せないけど、語感的にわかる人にはなんのことだかわかると思う)、
強力に抵抗して……っていう毎度の流れで、
結果として、その夜から私の部屋に常夜灯が一つ増えただけだった。

何週間も経ってようやく常夜灯をこれまでどおり一つに戻したけれど、
眠りにつく前の室内の薄暗さにはなんとも言えない不気味さを感じる。

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Reiko.A/東 玲子

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“human/cat also known as Nyanko A 人間/ねこ。またの名をにゃんこA”


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