きのうから、阿佐ヶ谷の<ギャラリー白線>で、
宮西計三さんの個展をやっていて、
きのうはレセプションパーティーがあったからパクチーポテチ持って駆けつけたけど、
以前と同じようにスマホで写真を撮っていたら、
宮西さんに撮っちゃダメ! と言われて、
なんでかと思ったら、今回は全部新作だからヘタにwebなんかにアップされてはならないんだそうだ。
ふーん、そういうものなのか、と思ったが、
そばにいたうさぎ姉妹ことれんかちゃんにも、美術品は写真撮っちゃいけないんだよ、とか注意されて、
「えっ……でも……海外の美術館なんか写真撮れるし……」(全部ではないだろうが)
と答えて、相変わらず常識知らずの私なのであった。
前にこれで、アパートで猫飼って平然としていたことあったし
(犬猫禁止なことがスポッと頭から抜けていた)。
それはともかく、
今回は、部屋に飾るのにちょうどよさそうな大きさの水彩画の数々。
宮西さんにそれぞれの絵を説明してもらうと、
下描きどおりに筆を運ぶものもあれば、
描いているうちに下描きになかったものが現れてくることもあるとのことで、
そんなふうにカナリアが舞い下りてきて絵に納まっているものもあった。
私が一番気に入ったのは、
『十五の魂』――道化師とその娘
というタイトルの、お父さんに半分抱きしめられている裸の女の子の後ろ姿の絵。
どういう物語がこの中に隠されているのかはわからなかったけれど、
色といい、フォルムといい、なんとなく気になるのだった。
なんだかちょっと寂しげな感じはするものの、
道化師のお父さんのカラフルな衣装が、娘への言葉にできないたくさんの贈り物のようにも見えるのね。
展示は二週間近く続くので、宮西さんファンはぜひ足を運んでください!
宮西計三 恍惚の水彩画展『薔薇絵』
2017年12月16日(土)~12月28日(木)
at ギャラリー白線
東京都 杉並区 阿佐ヶ谷南 1-36-14 1F
13:00~20:00 月曜休廊