タイトル、わかる人にはわかるでしょうけど、
今回の容疑者の犯行前の掲示板への書き込みからです。
人間ねことしてはちょと胸がちくちく。
でも、ねこも相手のオーラ(エネルギー)を読み取るんでね。
さて、今回の舞台となった秋葉原と言えば、
にゃんこにとっては、
コンタクトマイクを作るための部品を買いに行ったとか、
作品を流通させるためのカセットテープを大量に仕入れに行ったとか、
または、そのマスターを作るためのカセットMTRを大枚はたいて買いに行ったとか
(あ~、時代を感じさせるね。
にゃんこ、いちおうノイズ界で長いんで)、
まあせいぜいそんなところで、
ほかにも、ビックとかヨドバシとかがここまで大きくなる前は、
あらゆる家電を買いに行って、店頭価格よりもさらに値切ったりしてたけど、
オタクの聖地になってからは、実はまだ一度も行ったことがありませんでした。
一時、メイドカフェに興味を持って、
行ってみようかと思ったのだけど、
「お帰りなさいませ、お嬢さま」じゃなくて、
「お帰りなさいませ、マダム」
と、お願いすれば、言い替えてくれるのかな、などということが気になって、
結局、行かなかったし…
(というのはウソ。ムダに高いから、poorなにゃんこは行けなかっただけ)。
今回の事件では、
事件を起こした人の非道さだけではなく、
秋葉原という街の変貌ぶりも報道のネタになったけれど、
そんなのずい分前から言われていることで、
今さら、嘆いたってしょうがないとも思ったし
(あるいは、変化を恐れていてもしょうがない、というか)。
とか言いながら、私は音楽仲間の有馬 純寿さんに、
「なんで、秋葉原なのかねえ」と言って、
「いや、今、人が集まる所って言ったら、普通、秋葉原を思いつくんだよ」
とか、解説されて、
ふーん、そうなのか…とか思っていたぐらいな毎度のぼけっぷりでした。
それはともかくとして、
今回の事件に対する反応はネットでもかなり見られて、
やっぱりなにか言わずにはいられない人は多かったんだな、と思いました。
反応のひとつは、
同じように不安定な雇用状態にある人が、
自分もあのようにならないように、と言い聞かせているもので、
もうひとつは、同じように不安定な精神状態に陥りやすい人が、
人間の精神状態のバランスの危うさを自分の場合も含めて憂えているもので、
また別のひとつは、なにがしかの表現活動をしている人が、
とりあえず容疑者が、書き込みに見られたようなぼやきを「詩作」ということで表現でもしていれば、
こんな犯罪行為を犯すまでに追い詰められなくてもすんだのじゃないか、と、
(半ば、揶揄しながらでしたけど)意見するものでした。
以上、全部mixiで見たもの。
総じて、容疑者の書き込みに対しては部分的には心情として共感できる所があったとしても、
同情はできない、という人が多かったみたい。
にゃんこ、ちょっと安心した…というか、
いや、だから、このような無差別殺人を、
追い詰められた人の取るべき表現行為として、心に刻まれてしまっても困るのだけどね。
ほかには、こちらの柳瀬陽介さんという、
英語教育者の方の分析がすごく整理されていて読みごたえがあったです。
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/06/blog-post_3269.html
この事件を、
1、青年期の対人関係の悩み
2、同様に青年期に見られうる短絡思考
3、近年の日本社会に横行する拝金主義・外見主義
4、現代日本の社会構造によって作られたネガティヴ思想
5、ネット空間での不特定多数に向けた非生産的な言語使用
といった切り口から検証し、
せめてこの事件を課題として捕らえ、
一人一人が考えてみるように、と提言されています。
あのね、正直言ってしまうと、
ブログって書くほうも暇な時しかなかなか書けないと思うし、
読むほうも暇な時じゃないとおちおち読んでもいられないと思うんで、
ここまで読んでくれたあなたは、
今回の事件を考察するために、ぜひ柳瀬さんのページも読んでみてね。
ではね。
にゃんこA