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  • まいこっこさんの日記

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まいこっこさんの日記

  • 2010

    10月

    21

  • 『白いリボン』クロスレビュー:永遠に語り継がれる作品

    ドイツの鬼才ミヒャエル・ハネケ監督による、第62回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞の犯罪ミステリー。しかも初のモノクロ作品ということで、何故なのか?という疑問をもちつつ鑑賞したが、そんな疑問は見ているうちに忘れてしまうほどの面白さと不安、そして美しい映像。人間の心の闇に潜む残酷な部分を浮き彫りにし、その内面に執拗に迫る作風に吸いこまれてしまう自分がそこにはいました。登場するのは小さな村で皆がお互...


  • 2010

    7月

    07

  • 『ぼくのエリ 200歳の少女』クロスレビュー:美しく儚い

    英エンパイア誌の「史上最高のワールドシネマ100本(100 Best Films of World Cinema)」で、15位にランクインし、『クローバーフィールド』のマット・リーブスがリメイクし、全米公開が決定しているこの作品。近年ヴァンパイア映画がフューチャーされていますが、そういった映画とは一線を画す作品です。幻想的なスウェーデンを舞台に、孤独な少年とヴァンパイヤという秘密をもつ少女が出会い...


  • 2009

    10月

    04

  • キュートなガールズムービー

    モロッコ人の両親のもとに生まれたドゥーニャと生粋のオランダ人のデイジー。育った環境も性格も対照的な2人だが、大親友。 性格が正反対なのに、妙に気が合う女子の親友っていますよね。自分にないものに惹かれるっていうのか、この手のストーリー は妙に女子心をくすぐります。しかし、ただ単なるロードムービーではなく、メッセージ性も含まれてます。 思春期における人生の選択、友情、母娘の物語、そして文化・宗教...


  • 2009

    8月

    19

  • 今までにない感覚

    先ごろのフランス映画祭でも話題になったフランスのホラー映画「マーターズ」。フランス映画祭の「ホラー・ナイト」で上映された後,あまりの残酷さに表現しようがないほどの極悪がある意味評判になった作品。「ハイテンション」、「屋敷女」とスプラッターホラーの常識を超えた作品と聞いて観賞しましたが、予想をはるかに超える怖さでした。ビジュアルでの視覚からの怖さというより、精神的な恐怖。拘束され支配される恐怖、皮膚...


  • 2009

    6月

    26

  • 復讐は正義か?

    冒頭から誘拐身代金強奪のトリックで楽しませてくれます凶悪で極上なエンタメ作品でした。 凶悪というのは、もちろん玉木宏演じる、主人公の結城美智雄。 彼は今まで「のだめカンタービレ」「KIDS」「真夏のオリオン」など割と正統派のやわらかいイメージの役柄が多かったですが、眼鏡の奥の冷酷な眼に圧巻でした。この役柄のために減量した苦労もうかがえます。多彩なカメラワークと、ダークな画面の色と、冒頭のバンコ...


  • 2009

    6月

    12

  • 最高の女性映画

    探している物に出会う感覚、そんな映画でした。なんといっても人物同士の距離感の描き方に引き込まれた。ヒロインのエミリー・ワン(マギー・チャン)の失ってからわかるものの表情に引き込まれた最高の映画です。 かつてはミュージシャンとして成功していた夫とエミリー。しかし、現在はふたりとも落ち目になり、ドラッグに溺れる日々を送っています。ある日、ケンカをしてエミリーは家を飛び出してしまうのですが、その間に、...


  • 2009

    5月

    13

  • ミッキー・ローク復活!

    好きなことを続ける人間の生き様を描いた映画である。観る者の立場によってこの映画の印象はかなり違うであろう。私は何かを深く考えさせるメッセージのある映画だと思った。 悲しい男のお話だ。ショービジネスで いったんヒーローになってしまうと 死ぬまで そこから抜け出すことが出来なくなってしまう男の悲哀。救いのない老醜。 53歳のミッキー ロークは、1980年代には、アメリカのセックスシンボルと言われ、...


  • 2009

    4月

    19

  • 穏やかな日々と恋愛

    天真爛漫なモレ、夫でモレの幼馴染である夫サンイン、そしてパリからやってきた天才シェフ、ドゥレのトライアングルシークレットラブストーリー。 この題材は幸せな結婚生活を送る若い妻が、あるきっかけで関係を持ってしまう男性と夫との三角関係で、さらにその3人が同じ屋根の下で暮らすという内容ですが、この映画は何故かどろどろしたイメージではなく、さわやかに描かれています。やはり舞台がキッチンをメインに、さらに...


  • 2009

    1月

    30

  • 男同士のバトル

    アクションシーンの多いヤクザ映画の主演はるようなスター俳優と、本物のヤクザがひょんなことから知り合って、劇中のヤクザ映画で共演する内容というだけで、興味が沸いた作品でした。今回兵役後完全復帰のソ・ジソブ、彼は人間味が感じられない、いい意味で無機質の要素を兼ね備えている俳優さんなので、今作のヤクザ役には適任だと思います。 激しい暴力シーン、泥まみれのシーンなど、目を離すことができないシーンが盛りだ...


  • 2009

    1月

    16

  • スピード感にやられた!

    北村龍平氏の脚本、プロデュース、さらに「魁!!男塾」の坂口監督のタッグということもあり、見る前から期待に胸をふくらました作品。最近のホラーはCGがメインで、作られすぎた感もあるが、この映画はある意味ゾンビをCGに頼らずに撮影されているので、ロメロ作品好きにも通じる映画になっていると思う。アナログの部分がB級っぽい(というと失礼なのかもしれないが)ゾンビをうまく演出しており、サムライゾンビが人の首を...


  • 2008

    12月

    13

  • 映画マニアにはたまらない!!

    パンキッシュなカルトムービーで映画マニアを虜にしてきたアレックス・コックスここに君臨!というべき作品でした。まさに映画オタクのための内容!痛烈な映画業界への批判や皮肉も盛りだくさんで、映画が好きな人には笑えること間違いないでしょう。映画好きな人間にはたまらないセリフのオンパレード!あれも?これも?というような内容で、見ていていろんな作品が頭をよぎりました。関連作品を再度見たくなったほど。何はともあ...


  • 2008

    11月

    22

  • 不可解な内容に衝撃

    これほど衝撃的な映画は久しぶりである。“ピ”ことピエールがある日突然にして人気歌手クロヴィス・コスタを誘拐・監禁、そして自分のアパートに立てこもるところから始まる物語。しかもハイテンションになったり、鬱になったりと精神的に不安定な主人公の情緒にみているものとしても何故か翻弄される。変なアドレナリンがでてくるこの映画。不可解な内容でありつつも、なぜかしら途中途中でストーリーを根底から崩しちゃうような...


  • 2008

    10月

    25

  • 二転三転する運命の歯車 男の友情

    「エレクション」を映画館で見てからの、久しぶりのジョニー・トー監督作品の鑑賞。 かつて仲間であった5人の男の友情が、敵と味方に別れる。しかしあっと言う間に和解しての厚い友情を取り戻す。セリフの少ない映画ではあるが、その分映像の美しさ、さらに派手な銃撃戦が何度もあり、あっと言う間に物語は進んでいく。銃撃戦は息を飲むほど素晴らしい! 派手なガンアクション好きにはたまらない作品であることは間違いない...


  • 2008

    9月

    11

  • 女性の憧れ

    フェルメールの盗まれた絵画を、絵画探偵ハロルド・スミスが生涯をかけて犯人探しにあたったドキュメンタリー。この作品で初めて絵画探偵を知ったが皮膚がんをわずらっているハロルドがある意味強い印象を私たちに与えてくれる。又この作品にでてくるイザベラ・スチュワート・ガードナー。19世紀末のボストンに個人美術館を作り上げた女性であるが、彼女の遺言である「どの作品も動かしたり置き換えたりしてはならない」という言...


  • 2008

    9月

    05

  • 懐かしいけど斬新

    レビュアー試写会にご招待頂きありがとうございました。一足先に映画を鑑賞させていただけました。 懐かしいグループサウンド、そのブームのなかで多数のグループが大人の思惑の中でデビューをさせられていく。そんな大人たちに翻弄されながら、自分たちの音楽性、友情を苦悩しつつ進んでいく部分に共感を覚えました。栗山さんの男役も、王子様のようで、女性ファンがつくのは当たり前!という風貌でした。主演の4名の俳優人の...


  • 2008

    9月

    04

  • ベティのやさしさ

    ライブ付の試写会にご招待頂きありがとうございました。この作品ではコドモの純粋な心と、その心がわからない両親、父親の勤める精神病院での患者との心のつながりが描かれており、決して子供向けの映画ではありません。心が透き通るようなやさしさが詰まった作品です。主人公の少女ベティの愛らしい演技には胸がつまりました。振り返ってみれば、幼少の頃、なぜか親には言えない小さな秘密を持っていたものです。今考えればたいし...


  • 2008

    8月

    25

  • 『夢のまにまに』クロスレビュー

    先日2008年10月18日より岩波ホールにて公開される、「夢のまにまに」という映画の特別試写会にこちらの応募招待にて見に行ってきました。90歳の新人監督・木村威夫監督が織り成す、過去現在・未来をつなく人間絵巻というキャッチコピーにもそそられていましたが、キャストも豪華!そうそうたる俳優人が出演されております。映画学校の学院長・木村創(長門裕之)と、病気をかかえる学生・村上(井上芳雄)との心の交流。...


  • 2008

    8月

    24

  • 試写会にご招待ありがとうございます。

    先日2008年10月18日より岩波ホールにて公開される、「夢のまにまに」という映画の特別試写会にこちらの応募招待にて見に行ってきました。90歳の新人監督・木村威夫監督が織り成す、過去現在・未来をつなく人間絵巻というキャッチコピーにもそそられていましたが、キャストも豪華!そうそうたる俳優人が出演されております。映画学校の学院長・木村創(長門裕之)と、病気をかかえる学生・村上(井上芳雄)との心の交流。...


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まいこっこ

ゲストブロガー

まいこっこ

“映画は月10本(新作がほとんどです)、DVDも10本見てます。”