おはよう。
「柴田元幸と9人の作家たち」と「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」をシーケンシャルに読みつつ、「悪人」読了。「悪人」はブレイクの渦中にある本なので、電車のなかで読むのは少し恥ずかしかったけれど、わりにおもしろかった。前半はうんざりするほど退屈で、文体もぎこちないし、たらたらと半ば無理矢理読みすすめ、後半の転がり落ちるような速度と、登場人物への作者の慈しみに少し感動した。吉田修一は、とても人間的な作家だと思う。
絲山秋子「海の仙人」も続けて読む。モチーフはカラフルなのだけど、風通しが良くて、何よりひどく静かな本。まだ途中。静かな本を読むと、リズミカルな文章が読みたくなるので、町田康を探しに図書館に行くも、ぜんぜん置いてなくて結局バルト「テクストの快楽」と、CDを数枚借りて、ペタペタ帰宅。
気まぐれに借りたバルトだったけれど、まるで図ったように内田先生がブログで「エクリチュール」について書いている。おお!
さすが、平易な言葉でとてもわかりやすい解説。しめくくりがとても良い。まっすぐ垂直で、清潔だ。
こういうプチ奇遇みたいな出来事がブログを書く動機になって、こうして久し振りのブログを書いている。べつに月間読書リストを書き出したかったわけではなくて、凪のような日々を送っているので、特筆すべきトピックがないだけです。
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先日ユーロスペースにふらりと立ち寄って、上映されていた映画「ヘヴンズ・ストーリー」のクレジットを見ると、なんと主題歌があだちくんのプロデュースした歌手、tenkoさんではないか。おお!でも四時間半の映画を見る気にはなれず、その日もすごすご帰宅。
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CL、予選リーグ「ミラン×レアル」が凄かった・・。
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さて、
11月のライブ日程がほぼ全部fixしました。
まず、16,17日は奇人ユニット、「天国」との"DAYSライブです。
ピアニスト、本間太朗氏(http://twitter.com/tarowitz)とJessicaの共演もアリ。
自分の曲をきちんと演奏してくれる人がいるというのは、作曲家冥利に尽きます。
とても幸福。
今後、自分の曲さえ弾けなくなるかもしれません・・。
そして、ぼくも天国の曲を弾いたりします、たぶん。密やかに。
http://bit.ly/bw0ezY
21日はDE LA FANTASIA 2010に。
恐れ多くも、細野晴臣、ヴァン・ダイク・パークス、TYTYT (高橋幸宏, 宮内優里, 高野寛, 後藤知彦)、トクマルシューゴ、高木正勝をはじめとする大御所の方々に混じって、こっそり参加します。
あくまでこっそりさせてください。詳細はいろんなところに書かれているのでチェックしてみてください。
http://www.cdjournal.com/main/news/van-dyke-parks/34973
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1397458&media_id=13
http://www.creativeman.co.jp/artist/2010/11dela/
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須山真怜