イベントが6/19(土)のオランダ戦にかぶらず良かったー!とつくづく思う今日w
anyway
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彼等との出会いはいつだろう?と思い、メールの過去ログを見る、2009年6月8日だ。
その当時制作していた某アーティストのアルバムのアディッショナルプロダクションの相談でfileを送っていたようだ。
ということは、彼等の自主制作「スプルースの化石」を送ってくれたのはおそらくその2〜3ヶ月前であろう。
その後、先日5/16に行われた彼等企画のVo.6の前回、2009/8/15@渋谷公園通りクラシックスでの<Linus vol.5>に誘われるが、その時は行けなかったものの、その二週間後の8/24、下北沢の440で初めて彼等と出会うこととなった。
素晴らしかった。
音楽との付き合いが長いと、小学生の時に音楽に接した頃のような感情を持続するのはなかなか容易なものではないが、そこにはれっきとした感動があった。
音楽に限るものではないが、表面だけで計ることを許さない真の強さ、美しさ、がそこにはあった。
それはバルセロナsonar2002で青木孝允君が、誰も彼を知らない会場でプレイが終わるやいなや大喝采を浴びた時の空気、De La FANTASIA 2009でAmetsubが、高橋幸宏氏バンド(feat.小山田圭吾氏)とcyclo.(カールステン・ニコライ氏と池田亮司氏のユニット)の間に挟まれてもかっことした自身のプレイを貫き、Liquidroomのフロアを埋め尽くした聴衆から鳴り止まない拍手を浴びた時の空気。
彼等はその空気を持っている。
深美。上品でいてエレガント。
とても素敵でした。
小瀬村晶
この作品はとてもポップにできているのに、その作品世界はどこか神秘性に満ちている。それは、須山真怜さんが、作曲家である以上に作家であろうとしているからだと思います。そして、日本の音楽に足りないのはまさにこの作家性なのではないかと、思うのです。
阿部海太郎(音楽家)
NGATARIの音楽を初めて耳にしたとき、透明な好い心持ちがした。ある日の午後に再び聴いてみると、軽やかに大胆に誰かの気色を感じた。絵を描く途中に手を休めて聴いたとき、少しだけ向きを変えて、何かをそっと傾けてみたくなった。
秋山花(イラストレーター)
音楽を聴いていて、いても立ってもいられなくなるのは、ぼくだけだろうか?ブローティガンの『芝生の復讐』にあったように、やがて、すべての歌にとりかえしのつかない終末がおとずれやしないか?って。地平線のむこうからやってくる雨のように、流れに身をひるがえす鱒のように、もちろん恋人たちのまなざしのように、いったん生まれてしまったものは、立ち止まるということがない。そんなわけで、不意にあらわれた一枚のCDを聴きおわったときに、ぼくはすっかり疲れて憔悴しきっていた。もっとも、みちたりたように微笑んでいたのだけれど。
佐伯誠(文筆家)
Ngatariを聴いた。耳を澄ますと、静寂とさまざまな音とがシンクロナイズしているのが聴こえる。そしてそこに一筋の芳香が立ち昇るかのように艶やかな声が鳴り響く。僕はいつの間にか時間と空間のノマドとなり、じんわりと「音楽って美しい」という事を思いだした。
山崎真央(gm projects / AKICHI RECORDS)
Ngatari
ボーカリストJessicaとコンポーザー/ピアニストの須山真怜(monobook主宰)による、才能とは彼等の為の言葉とも言える程圧倒的に魅力ある楽曲を生み出すユニット。発声法を織田佳子、吉武由子の各氏に師事し、ボーカリストとして自身の作品のほか、monoやWorld's End Girlfriendをはじめ多くのアーティストと共作を行うなど幅広いフィールドを横断するJessicaと、作曲家Alberto Soresina氏の門下生としてイタリアに渡り、ギャラリーや舞台音楽の作曲を手掛ける須山真怜は、2007年より新ユニットを結成。都内を中心にヨーロッパでのライブやコンテンポラリーダンサーとの共演など様々なステージに活動の場を広げる。森羅万象を鋭利に解体したリリックと無国籍にしてポップな現代のサウンド、夜空に響く羽音のような情緒豊かなJessicaの歌声が溶け、未知の贈り物となって深く聴き手に感応する。また年に20回を越すライブは高い評価を得ている。2008年10月、Blue Archiveより自主制作による「スプルースの化石」をリリース、そして2010年2月、スケールアップした待望のフル・アルバム「Nebular for Thirteen」をリリースする。無限大に広がる大きな可能性を持ったこの音と才能が多くの人を虜にする日は遠くない。
http://www.ngatari.com
6月17日(木)〜18日(金)の2daysにてMADO LOUNGE SPICE(六本木ヒルズ森タワー52F)で開催される【New Sounds of Tokyo Vol.5】
6月17日(木) 20:00〜22:00
◇Chihei Hatakeyama http://www.chihei.org/
◇firo http://www.ryoondo-tea.jp/artist/firo.html http://www.myspace.com/firofiro
◇Ngatari http://www.ngatari.com/
6月18日(金) 20:00〜22:00
◇we are time http://www.myspace.com/wearetime http://www.rondade.jp/artist/we_are_time/index.html
◇yuanyuan http://yuanyuan-web.com/ http://www.myspace.com/yuanyuan1
◇Ngatari
お問い合せ: 03-3470-0052 http://ma-do.jp
*入場料:無料(展望台入場料¥1,500が必要となります / 展望台・美術館もご利用になれます)
*森タワー3F 美術館・展望台入口「マドラウンジ専用受付カウンター」までお越し下さい。