少し前に、江古田のFlying Teapotでliveをした時、
ちょうど三山のぼるという、
おととし亡くなったまんが家さんの原画の展示を同時開催していた。
恥ずかしながら、私はこの方のことはよく知らなかったのだけど
(なんせ、オトメなもんで)、
その名には思い当たるものがあり、
関係者の方に、全部漢字名でまんがを描いていたことはないかと尋ねたのだけど、
たぶんないと思う、という話だった。
でも、<<漫画ゴラク>>にはかかわっていたことがあるかも知れない、という話で、
私の好きな、というか
たったひとつしか知らない、
三山昇というまんが家の『飛べない白鳥』という作品は、
成人誌、<<漫画ゴラク>>に載っていた読み切りだったんだよね。
で、今日、部屋の片づけをしてたらその切り抜きが出てきました。
そしたら、驚いたよ、あたしかと思ったよ、この登場人物の女。
なに、この手つき。そして、この顔つき!
もしかしてあたしの踊りの原点ってこれ(てのはもちろん、いつもの冗談だけど)?
男に捨てられて気の狂っちゃった、
いかにも当時のあたし好みの、バレリーナ志望だった女と男の話です。
見かけた作風とは、絵柄・内容ともあまりにも違うけれど、
村野守美や池沢さとしのアシスタントをしていたのなら、
初期にはこういう作風もありかな、とは思うものの、
<<漫画ゴラク>>になぜこんなのが載っていたのかもわからないほどの、
少女まんがノリのまんがだったから、やっぱり別人の作品なのだろうね。
で、私の大事なコレクションの一部。
ところで、なぜそんなオトメな私が、
成人誌なんか読んでいたのかというと、
それはお兄さんの部屋にあったからでした。
お勉強はみんな、そのようにお兄さんの部屋でしました。
<<漫画ゴラク>>は、当時あまりにも表紙がダサかったので
(男の即物的な視点が理解できないオトメにはそう見える)、
表紙描かせてくれって乗り込めば、もしかして描かせてもらえるかな、
とか思いながら(当時はまんが家志望)、
私が自分の部屋でカラーインクで丹念に描いていたのは、
やっぱりオトメな脳で描くバレリーナの女の絵でした。
そんなもの誰が買うかよって、
さすがに編集部の男どもの餌食になるだけかと思って、
持ち込んだことはありませんでしたが…。
いつ頃の話だろう、70年代末かな、たぶん?
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