[アビー・ロード・スタジオがオンラインでのマスタリング・サーヴィスを開始]
http://www.bounce.com/news/daily.php/20199/headlineclick
いまのmyspace世代の子たちは、OzoneとかT-Racksとか安価なマスタリングツールで、もう普通に市場と変わらない音圧を得ることができますからね。かといって良質であるとは決して括れませんし、どれもみんなおんなじギシギシパンパンな音のかたまりになる訳なんですが、目立ちたかったり反応に飢えてる子たちはそんなことは関係ない。
意外に思うかもしれませんが、ぶっちゃけCDの容量よりmp3のほうが外で聴く分にはいいんですよ。どんな高音も低音もばっちり小さなハコに収めるような法則だから、細部が削がれてより大まかなでわかりやすい内容が確実に聴きとれ、喧噪や雑踏にかき消されないし、音もぎらっと派手になるから大きく聴こえると思います。
ただ、音が良いのはとにかく大きくて、何でもちゃんと聴こえることではないですからね。
じゃあ、どんなもの?...
ま、そういう今の状況に一時的なテンションを促したいというのが、先日の『24bit48KHz 視聴/記者会見』に僕が参加したり、そもそも今度のクラムボンの新曲音源をレコミュニで『24Bit高音質配信』にする理由だったりもするのですが。
蛇足しましたがこれ、でも良いんじゃないかな?まあかなり企業的には悩ましいデフレ的トピックでしょうが、ちょっとしたミニアルバムで7万くらいでやってくれるってことだよね?これってスゴい事だと思うけど。ってかウチもやってもらおうかなw
もうステアリングサウンドだオリンピックスタジオだのe-masteringなんていうのも、全然画期的なトピックでもなんでも無くなってしまいましたね、、、ってか、僕らが最初にネットでマスタリング頼んだのも、気が付いたら8年も前になってしまうんだから、それくらい当然か。むしろ遅かったくらいなのかもね。あの時は今の倍の値段だったけど。。。
さあ、ということで音楽家、エンジニアの皆さんはいよいよ混沌として楽しくなってきましたね。
良いの、作りましょう。