2008-09-25

「ペッ、プッだ」が流行ればいい このエントリーを含むはてなブックマーク 

ブログ「だめ日記」から
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それはかの太宰治先生の、「斜陽」の中の一節です。

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これから東京で生活して行くにはだね、コンチワァ、という軽薄きわまる挨拶が平気で出来るようでなければ、とても駄目だね。いまのわれらに、重厚だの、誠実だの、そんな美徳を要求するのは、首くくりの足を引っぱるようなものだ。重厚?誠実?
ペッ、プッだ。(略)
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ペッ、プッだ?いやこれ読んだとき度肝を抜かれた。

このあたりの人たちは、「ペッ」で実際につばを吐いているのかもしれないし、プッのときは頬をぷっとふくらませているのかもしれないけども、まあなにかあって「ぺっぷっ」と言ってみると、これはなかなかにしっくりくる。

来年は佐藤江梨子さん×温水洋一さん競演の「斜陽」がどかんと公開されるし、松たか子さん×根岸吉太郎監督で「桜桃とたんぽぽ」(原作は「ヴィヨンの妻」)も来る。亡くなった市川準さんも「ヴィヨンの妻」を進めていたというから、太宰治生誕100年が映画でも盛り上がっているのだ。じゃあもうこれは社の垣根を越えて「ペッ、プッだ」押しで行きましょうよ。どう押すのかはあれですが。みんなも「ぺっぷっ」って言ってみましょうよ。

ところで、先に挙げた一節はものすっごくバブリィですね。

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mari

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mari

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