(タイトルから続く)地獄の如き人のひしめき合う場所と知る。
感じ取ったとこ、クリスマス前の混雑っぷりよりもひどい。
ふだん、歳末にデパートなど行かないけれど、
今回は、ほかの人に勧めた帰省みやげのブランド物のチョコレートが(女子供にはこれだよ! と)、
そのサイトをじっくり見ているうちに私もほしくなってしまったので、
結局、自分の実家へのお年賀も来年はそれにすることにして、今日はわざわざ新宿のデパートに出かけたわけだが、
そのブランドは(どういうわけだか)幸い人が並んではいなかったけれど、
別の有名チョコブランドの前では、チョコを買うためにも、喫茶室に入るためにも行列ができているし、
そのすぐそばでは、外国人観光客のために設けられた免税手続きカウンターに、アジア系の外国人がぎょうさん並んでいるし、
周り込んだとこでも、なんの店だかわからなかったけれど、「最後尾」の札を持って目いっぱい両腕を掲げている店員とかいたりして、
もう人が多過ぎて(自分もその内の一人とはいえ)めまいがしそうで、買うと決めてきたものを買ったら即、地下から逃げ出した。
で、ちょっと一服したくなって入ったマルイのビルのこっちは逆さまに最上階の店で、
頼んだ飲み物が出てきたのを見たら、
フォームドミルクの上にチョコスプレッドで、
くらげのような、たこのような、謎の記号にしか見えないものが描いてあって、
「これはなんのつもりなんですか?」
と思わず聞いたら、
バナナの房です、とか答えられて、
あ~、そういや、自分が頼んだのはバナナカフェモカとかいうけったいな名のものだった、と思ったけれど
(飲んだことないからどんなものかと思って)、
後で考えてみたら、入った店も「猿カフェ」という名のところで(なんで、猿カフェ?)、
だからバナナなのか、とようやく気がついた。
「猿カフェ」には猿はいないようだった。
しかも、バナナカフェモカは甘過ぎ、ただ空間自体はけっこう落ち着けるいいところだったと思う。
写真はそのミルクの上のお絵描き。やはり、バナナってのはちょっとわかりにくいような……。