まあ、このとこ耳鳴りも続いていたし、
明らかに自分も含めて人々の心がざわついていたんで、
そうかな、とは思っていたけど、
けさ方、まだふとんの中にいた間に大っきな地震が来て、来たか、と思いつつも、だいたいのとこ収まったらまたころっと眠っちゃったが、
ふたたび目を覚ました時、ニュースでなにかやっていないかと思ってテレビをつけたら、
NHKが、震源が福島県沖で、津波警報が出ていることを報じていたのには驚いた。
画面の左上に、赤字に白抜きの文字で「つなみ! にげて!」というテロップが出ていて、
いつもの男性アナウンサーが緊迫した声で、すぐ逃げてください、すぐに高台に避難してください、と連呼している。
と同時に、すでに高台に避難してはいるけれど、その数はちらほら程度な人々の映像や、
それほどふだんと変わらなそうな静かな町のようすなども映されていたので、
たぶん、多少誇張気味に警告しているのだろうとは思ったものの、
これまでに私たちが体験してきたことをふまえれば、厳重に注意を喚起し、避難を促すのに越したことはない。
なんだかその画面を眺めていただけで、
現場にはいなかったもののあの時の衝撃や痛ましさがよみがえってきてしまい、
涙があふれ出てくるのを押さえられなかった。
でも、朝からこのような悲しみに浸っていてはいけない、と気を引きしめ、
なんとかそんな情緒に溺れ切らずにすんだんだが。
だけど、その時のニュースでは原発の使用済み核燃料の冷却装置が停止した、とかも言っていて、
そうは言っても、一時間に上昇する温度は○○度の計算だから、
限界に達するまでにはまだ七日程度の猶予がある、などという悠長なんだか正直なんだかよくわからないことも説明していたので、
あれだけの教訓を得たはずなのに、なにも変わっていない原発の管理体制にも驚いた。
ぜんっぜん、管理されてないじゃない。
これで、海外に原発技術を輸出してるんだから、ほんとなに考えてんだって感じ。
今のところ、今回の地震では大した被害も出ないですんでいるが、
まだまだわからないし、いつなにが来るかもわからないのが、ほんとは今の私たちの日常。
けさのNHKのニュースが大げさ過ぎて、かえって人々の恐怖心を煽った、とか、
いまだ癒え切らない人々の心の傷をえぐった、とか批判している場合じゃないと思うんだけど。
あ、写真は先日「りすカフェ」で行った「ぽたカフェ」で出てきた「カフェラテ」ね。