きのう、地元で映画を見た帰りに、
今日はいつもとは違う道を通ってうちに帰ろうかな~、と、
ぶらぶらと駅からの別の一本道を歩いていたら、
折しも前方からへび姉妹がのたくり、のたくり、と
(って、この言い方はちょっとまずいかな。まあ、へびなんだからそう書いてみたかった)。
あんれまあ、どこさ行くべだ、と立ち話になったら、
宮西計三さんの個展のオープニングレセプションが阿佐ヶ谷の「白線」てギャラリーであるので寄っていく、という話だったので、
じゃあ、私も後で顔を出してみる、と言っていったんうちに帰った。
ちょうど数日前に、永らく会っていない宮西さんに聞いてみたいことができたばかりだったのでまさにナイスタイミング!
で、家で紅茶と買ってきたばかりのケーキで一服してからふたたびそのギャラリーまで歩いていったが、へびはすでにいず(へびは早くも次の目的地へ向かっていた)。
ギャラリーの白壁には、
さまざまなサイズの、例によって異様なほどに緻密で繊細なペン画や、
ぼかしをつけた、おそらくは水彩画と思われる絵がかかっていた。
どの絵からも妖しさがにじみ出て、グロテスクでも耽美的。
しかし、どうしたらあんなに細い描線を手元を震わさずに描けるんだろうな。
私はピアノの鍵盤の上に生首が置かれていて、
その周りに幽霊が集まってでもいるような絵(とは、勝手な解釈)が、一番気に入ったが。
で、そこに、以前liveに招んでくれた、罰当たりな名のギタリストの男性が来ていたので、
少し話していたら、連れの女性が、どういうわけだか年は違えど私と同じ病院の生まれだということがわかり、
しかもそこには、その病院に現在ナースとして勤めているというほかの女性までいて、
へー、どういう縁なんだろね、とそれぞれで驚き合ったが、といって毎度のごとくそれがなにかの役に立つというわけでもなく
(いや、それぞれの背後ではその時なにかが起きているのかもしれない)。
最後はギャラリーの運営者さんを含め、
そこにいた人々みんなでペルシャ料理屋に行って、ばらのアイスで締めくくり。
ちなみに、宮西さんに聞いてみたかったことは、
すごくheavyな内容のはずだったんだけど、
私の思い違いが混じっていたので、それほどheavyにはならずに終わった。
ただ、参考になる言葉をもらえた。
個展はギャラリー「白線」で4月24日まで。
16日(土)には、宮西計三 & THE HUNDRED DEVILで、そこでliveもするそうです。
宮西計三 個展「単眼母子合ワセノ鏡」
2016年4月9日(土)~4月24日(日)
13:00-20:00(月曜休廊)
ギャラリー白線 東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-36-14 ハウス白鳥 1FのB
(03)5913-9286
http://hakusen.jp/
https://www.facebook.com/events/540813162757579/permalink/544280432410852/