夕べは満月で、
もう月が満ちようが欠けようが私の頭が痛くなることはないようだけど、
昼まで天気がぐずついていたから見られないかと思っていた満月が、
夜更け、ベランダに出てみたら、煌々とした光を放っているのが眺められた。
もし78枚すべてのカードを使って占った時に、大アルカナだけしか出なかったら、
その物事が、占った人自身、あるいは占われた人にとって、重大なことだということはわかるが、
その重大なことが、運命的な変化を表わしているかというと、
どうしてだか、成就せずに(形にならずに)、立ち消えてしまうこともある。
その時、それが形になるのを拒んだのは、表向きの自分なのか、それとも意識の表面に上り切れない自分なのか。
どちらにしても、内面ではひとつの変化があったのには違いない。
人は安定を望むものなので変わり続ける人生はある意味苦しいが、
でも、変わり続けることによって、生き生きとしていられるのも事実。