顔の真ん中に白い筋があるからすぐわかった。
夜の7時を過ぎた阿佐ヶ谷の住宅街で。
最初はしっぽの太さからたぬきかとも思ったのだけど、
あれっ、と立ち止まった私をふり向いたまん丸の顔の鼻筋が白く、
ハクビシンであることが明らかに。
ああ～、とか驚いているうちにフェンスを乗り越え（いや、すり抜け、だったか？）
宵闇の中に走って消えていった。
というわけで、写真を撮っている暇もなかった。
数年前から都内での目撃情報を耳にしたことはあったけれど、自分が目の当たりにしたのは今回が初めて。
また会いたい、ハクビシン！！
ところで、写真はハクビシンに一番似ている気がする手持ちの写真。
左のくるんとしたとこがしっぽで、白いクリームが顔の真ん中で。
いちごは……関係ないか。
ピントのぼけたところが、闇の中を走り去る感じを表しています。
そう言えば、これはその名も阿佐ヶ谷ロールというのだった。
