gondwanaさんの日記
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2012
12月
19
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『はちみつ色のユン』クロスレビュー:魂の浄化
朝鮮戦争で孤児となり養子になった子供が20万人… この事実に、まずショックだった。 ベルギーの家庭に引き取られた主人公「ユン」は 自分が養子であり、アジア人(ハチミツ色の肌)である事等々で 居場所がないのを強く自覚している。 何とも涙ぐましいのは、ユンは自分が「愛されている」「安らぎを得たい」 と望んでいるにも関わらず、素直になれずにいるし 養父母も、そこまでユンの気持ち...
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2011
6月
14
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『セヴァンの地球のなおし方』クロスレビュー:贖罪
ものすごい奇跡だ。 地球に住まわせてもらっている。 自浄作用を持つ惑星。 でも待って。 いつから、自浄するスピードを超えた開発=破壊が始まった? 地球をこんなにも疲弊させてしまった。 人間の力で地球を綺麗に出来る? 土や水や空気や木々や他生物との生態系バランスについて 現状はどうなのだろう? 考察し、分析し、未来へ繋ぐ為にはどうしたらいい? どうしたら、この地球に負担を...
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2011
2月
26
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『レイチェル・カーソンの感性の森』クロスレビュー:地球に正しく、ただそれだけ。
映画自体は淡々としている。 日常使われている農薬が、どのように生命を地球を脅かしているか 生物学者からの警告を、1960年代に著作「沈黙の春」として発表。 しかし、当時のアメリカは農薬の十分な検証、規制も成されないまま、 使用量や使用厳禁な劇薬であるのもおかまいなしに 目先の小さな「害虫駆除」の為だけに危険薬物を散布し、あらゆる生命の死を招いた。 そして、カーソン女史は正しい告...
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2010
8月
31
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「内面の精神を見よ」
バンドとしてのサクセス・ストーリーと簡単には語れない程、 彼らは文字通り、身を削って音楽に集中していく。 国が崩壊し、法秩序は無法状態、 地下資源に恵まれているものの、産業が成り立たず、 ポリオの予防接種を受ける事すら出来ない貧しさの中、 身体のハンディキャップも抱えつつ けれど、しっかりと未来へ繋ぐ橋渡しをしようと 道を切り開いていく姿に驚愕と尊敬の念を抱く。 廃物利用で...
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2010
4月
30
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里山、農業、酪農の未来は
フランスの食料自給率は170%だと聞く。 だから、今回の「モダンライフ」は一体、どのような状況下での ドキュメンタリーなのだろうかと不可思議に思っていた。 実態は日本の里山や農業・酪農問題と同じであった。 舞台は、素人目で見ても農業、酪農に適した土地とは思えない 硬い岩肌の見える痩せた段々の土地。 祖先から受け継いだ僅かな地を家族経営でこなそうとしているのだが 村に残...
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2010
1月
12
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2009
5月
23
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表現とヒューマニズム
Aプログラムを観劇、2点、共通した感想を持ちました。 一つは「抑圧されている」こと。 シニカルやプロパガンダを越えた、有無を言わさぬな圧力は 製作者側の想像を絶する生死の闘いなのでしょう。 心のバランスを欠いた中で出口を探し どの作品もヒューマニズムに救いを求めている結果になっている。 もう一つは「音楽の使い方が秀逸」 初期の何作品かはソ連を称える曲想で(たぶん歌詞も) マ...
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2009
3月
31
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2009
1月
20
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手を差し伸べてみよう
「発達障害を伴った自閉症」 どちらも、メカニズムや改善策がままならない病名(?)である。 あの人権宣言の国ですら、福利厚生が手薄な部分があると聞き、 驚いたのと同時に悲しかった。 自分は健康に恵まれ、さまざまな恩恵を受けて生かされ幸せだ。 この事がどんなに奇跡に満ちた事なのか 改めて思い知らされた。 病院では人手が足りないから、暴れる患者には鎮静剤を打つしか手立てがないとの事...
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2008
9月
29
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L'Or des Anges
このドキュメンタリーはクラシック初心者、少年合唱団好きの方達には お奨めかもしれない。 教会史、音楽史をサラッと説明しながら、少年合唱団の歴史を説明。 国を治める事にキリスト教が利用され、どれだけ絶大な影響力があったか また、その為にキリスト教がどのように誤った方向へ逸れていったか そして、教会直属の少年合唱団が、いかに世相に翻弄されたかが 絵画やネウマ譜等を通して、少年合唱を聴かせな...
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2008
9月
16
- 1-11/11