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日程2013年06月05日
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時間19:00
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会場LeTabou
「ジャン・コクトオについて」そして「彼の生きた時代の音楽」に焦点を当て、
音楽・文芸批評家小沼純一さんをお招きし、ご解説頂きます。
Jean Cocteau(1889-1963)
1889年7月5日フランス・パリ近郊の小さな町、セーヌ・エ・オアーズ県メゾン・ラフィットに生まれる。
1898年、父ジョルジュがピストル自殺。パリに移る。
1906年、フェミナ劇場にてコクトオのために詩の会が催される。文壇および社交界に出入りし、 カテュアール・マンデス、エドモン・ロスタン、リュシアン・ドーデ、ジュール・ルメートル、マルセル・プルーストらを知る。
1909年20歳の時には最初の詩集「アラジンのランプ」を発表。
1911年、バレエ・リュスの創立者ディアギレフや、作曲家のストラヴィンスキーと知り合い、交流を始める。
1916年、モディリアニ、アポリネール、マックス・ジャコブ、ポール・ルヴェルディ、アンドレ・サルモン、ブーレーズ・サンドラールらとモンパルナスに出没する。同年、サティ、ピカソとも出会う。
1917年、エリック・サティの音楽、ピカソの舞台装置によって「パラード」初演。スキャンダルとなる。
「ぼくのような孤独な芸術家にはスキャンダルが必要なのだ。スキャンダルのたびごとにぼくは成長した」
1923年、「息子とも思って愛していた」早熟の天才、レイモン・ラディゲ死去。
ラディゲを失った悲しみを阿片によってまぎらわそうとする。
以後コクトーは、阿片中毒から必死に逃れようと試みながらひとり知られざる神を探して彼自身の内部へ降りていく。
1945年、代表的映画作品「美女と野獣」を監督。
1963年、10月11日。ミリ・ラ・フォレにて死去。
彼の仕事は、ほとんどすべてのジャンルを網羅し、 表現の形式がなんであろうと、彼の作品はすべて詩の名前によって統一していることからも、 生まれながらにして詩人であった、といっても過言ではない、コクトオ。
今回のワークショップでは 「ジャン・コクトオについて」そして「彼の生きた時代の音楽」に焦点を当て、 音楽・文芸批評家小沼純一さんをお招きし、ご解説頂きます。 彼の生きた人生の中で、切っても切りはなせない芸術家達との交流。その時、どんな音楽が聞こえて来ていたのでしょうか。
講師 / 小沼純一
1959年東京生まれ。音楽・文芸批評家。早稲田大学文学学術院教授。 第8回出光音楽賞(学術・研究部門)受賞。
横断的なまなざしで多分野をとらえる「音楽文化論」を提唱し、旺盛な執筆活動を展開している。
著書に『武満徹 音・ことば・イメージ』『魅せられた身体 旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』 『ミニマル・ミュージック』(以上、青土社)、『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」世界・音楽・メディア』(みすず書房) 『映画に耳を』(DU BOOKS)
WORKSHOP -恐るべきコクトオと芸術家たち-
日時: 2013年 6月5日(水) 18:30開場 19:00開演
場所: LeTabou ≫アクセス
費用: 無料
定員: 15名(要予約)
ご予約について
本ワークショップは予約制となります。
参加人数、参加者のお名前を全て記載の上info@letabou.jpまでメールにてご予約いただくか、
03-6206-4322までお電話で参加希望の旨をお伝え下さい。 定員に達し次第、募集は終了させていただきます。