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投稿者:Oboko


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終了松下沙花個展 「1,2,3」

ウェブ上のギャラリー「フラット・フラットギャラリー」 今回は松下沙花の初個展「1,2,3」を開催いたします。 テーマは夢と現実。

  • 日程
    2013年01月26日 ~ 2013年02月15日

  • 時間
    00:00

  • 会場
    http://ffllaatt.com/exhibition/

家のベッドの上から、友達と一緒に、ちょっと息抜きに…
あなたの好きな時、好きな場所でアートを楽しめるウェブ上のギャラリー「フラット・フラットギャラリー」

今回は舞台美術作家である松下沙花の初個展「1,2,3」を開催いたします。
テーマは夢と現実。
永らく松下の創造の源となっているのは、寝ている間に見る「夢」です。
彼女は、夜見た夢の独特なものの色や空気の色、特定のものやシチュエーションをメモやスケッチに残すという事を学生時代より続けています。
そこに、現実の様々な場面、様々な人に会って、様々なものを見るとき、「こうであったら良いのに」という願望や、「こうなのではなないか」という予想など、自分の頭の中で想像した事と夜見た夢が混ざりあい、夢と現実の境目が曖昧になっていく様子を作品のテーマとして模索しています。
個人的な夢であったものが作品として発表されることで、私的であったイメージは拡張し、鑑賞者のイメージと交じり合います。
今回の本展示では、松下沙花は、新作の写真アニメーション作品を展示します。
絵でもなく、1枚の写真でもなく映像作品でもない、アニメーションにある画像と画像の間が夢というものの不確定さに写真が現実性を体現しているといえます。
松下の描いたスケッチをモデルが演じ、カメラマンが撮影する。個人的な松下の日常の想像事に、モデルやカメラマンの視点が入り込み、物語が更に多重的にできあがっていく…その作者と作品に関わる人の間に形成される「共有」する感覚はインターネットメディアらしいのではないでしょうか。
FacebookやTwitterなどネット上では、相互に「共有」や「共感」するような曖昧なコミュケーションで溢れています。
そんな曖昧な「共感」「共有」は世界の認識を簡略化して、わかりやく象徴化されていく。簡略化され、象徴化されたイメージによって世界の認識が形成されて行くような現代。
では、私的なイメージも、多くの人に見られ「共有」されたり「共感」されたりすることで現実世界のものとなり得るのだろうか。多くの人のもつイメージと混じり「消費」されることによって個人的な夢が、実態を持ちはじめるのだろうか。そんな事を考えながら作品をじっくりみていただけたら幸いです。

鑑賞ポイント:
作品はマウスをスクロールしながら楽しんでもらう形式です。マウススクロールを上下したり、早めたり、ゆっくりしたりすることでいろいろな作品の見え方をお楽しみください。

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