-
日程2012年11月16日 ～ 2012年11月18日
-
時間00:00
-
会場東京芸術劇場 プレイハウス
■■■F/T12イェリネク三作連続上演『光のない。』■■■
F/Tが今年総力を挙げて特集している、オーストリアのノーベル賞作家、エルフリーデ・イェリネクの３作品連続上演。
そのうちの一作品、演出：三浦基（地点）、音楽監督：三輪眞弘による『光のない。』が、いよいよ今週末初日を迎えます！
劇作家としても知られ、ベケット、ハイナー・ミュラーの後継とも目されるエルフリーデ・イェリネクは、
いま世界で最も多く上演されている最重要の劇作家のひとりであることは間違いありません。
そのイェリネクが東日本大震災による津波および原発事故を受けて3.11の直後に書き下ろした戯曲、『光のない。』。
フェスティバル/トーキョーでは、この戯曲の演出を、演出家・三浦基に委嘱し、震災への応答を試みます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
光のない。
--------------------
大地がない。大地が消えた。土よ、おまえが涙を受け容れ、みずから肥やすなら、
いつか豊かになるだろう、幾千のからだが水に流される、水は光/線を放って去る。
そして光の波が来る。海はまた多くを奪った。涙よ。おまえたちはなにを得る。
水から、水へ。上がって、落ちる。なにを得る。上がって、落ちる、人間たちの
相場のよう、彼らは知りたい、どれだけの人数で、どれほどのものを持ち、
どれだけさらに学ばねばならないか。漏れ口がどこだ、おまえたちが流れ出る場所は、
涙よ、涙はどこだ、誰にも聞こえないものの源は。どこからかそれは来るはずだから！
ー エルフリーデ・イェリネク（「光のない。」より一部抜粋（訳：林立騎））
http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08243
--------------------
3.11後の「わたしたち」に向けられた、新たなレクイエム
『光のない。』
作：エルフリーデ・イェリネク
演出：三浦基（地点）、音楽監督：三輪眞弘
第一バイオリンと、第二バイオリンの対話形式で構成される戯曲。
彼らはどうやら、津波にさらわれた死者らしい・・・。
声にならない声を、どう伝えるのか・どう聞くのか？
世界で活躍する演出家・三浦基に加え、今回は
現代音楽作曲家・メディアアーティストの三輪眞弘が音楽を担当。
東京芸術劇場プレイハウス（元・中ホール）に満るイェリネクの言葉が、
目から、耳から、私たちを激しく揺さぶります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【公演情報】
11/16（金）19:30
11/17（土）17:00
11/18（日）14:00
場所：東京芸術劇場 プレイハウス
料金：指定席
一般前売 4,500円（戯曲集なし）（当日 ＋500円）
学生 3,000円／高校生以下 1,000円（前売・当日共通、当日受付にて要学生証提示）
お取扱い： F/Tチケットセンター（電話:03-5961-5209またはオンライン）、東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ[Pコード：422-527] 、イープラス 、カンフェティチケットセンター
