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日程2012年09月22日 ~ 2012年09月23日
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時間19:30
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会場六本木・新世界
サックス奏者として菊地成孔、蓮沼執太ら気鋭のミュージシャンと次々と組み、批評家としても精力的に活動を続ける、大谷能生。
近年、舞台音楽との関わりを強めてきた彼が、いよいよ演劇作品の演出を手がける。川端康成の隠れた名作『山の音』を、リーディング公演として大胆に読み解きます。
『山の音』は、老いを迎えた男性の、衰えゆく肉体と、花火の最後のように不意に燃え立つ性欲を描いた作品で、成瀬巳喜男も映画化した中編小説。男の老いと性欲は、息子の嫁、老妻、出戻りの娘、秘書、息子の愛人など、周囲の女達によって乱反射します。大谷はこれを、女性の物語へと大胆に反転。3人の女優の動きと自身のサックスによって、川端の世界を表現します。
今年40歳になり、7日連続のライブを敢行するなど、一層の充実の時を迎えている大谷が、さらなる新境地へと手を伸ばす、ファン必見の舞台です。
出演は、抜群に強靭な身体性を誇る、東京デスロックの佐山和泉と間野律子、そしてナイロン100℃から水野小論。
休日の夜、ライブハウスでゆったりと、音楽と演劇と文学が溶解する時間を体験してください。
上演は約45分。毎ステージ終演後に、大谷によるトークもあります。
詳細と予約はProduce lab 89(プロデュースラボ・ハチジュウキュウ)のサイトへ。
http://www.producelab89.com/