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日程2011年08月16日 ~ 2011年08月21日
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時間10:00
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会場清川泰次記念ギャラリー内 区民ギャラリー 東京都世田谷区成城2-22-17
第一回 全感覚派美術展
作家: あんまり、奥まゆみ、高橋辰夫、田中ヒサミ、タニダリョーコ、二艘木洋行、平間貴大、平丸陽子
時間: 10:00-18:00 *初日は13:00 から/最終日は16:00 まで
「参加作家と話そう」Talk wih Artists 8/20 Sat. 16:00 start No Charge
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第一回全感覚派美術展 開催にあたって
現在、日本の現代美術はマーケットも充実し、魅力的なコマーシャルギャラリーも増えました。しかし一方、いまだ一般的に現代美術は遠い存在であり、生活に溶け込むまでに至っておりません。本展覧会では、美術の商業性から距離を取り、いま可能な表現と表現者の現在を伝えることで、生活者にとっての美術を考えてみたいと思います。前提として着想した「全感覚派」は、美術表現を可能とするコンセプト以前の作家の内的衝動を信じ、そこに焦点を当てた美術運動であり、美術史上の美術運動に準拠するスタイルを脱構築しています。
リアルとバーチャルの境界侵犯が進み表現の新たな可能性と不安が増大する中、3.11 という大きな危機を迎えた現在、いまアートに何ができてこれからアーティストはどう生きるべきか、それを考え出す端緒となれば幸いです。
高橋辰夫(全感覚派主宰)
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全感覚派宣言
・全感覚派は「全感覚」を信じる
・「全感覚」は知覚、或いは認識以前の感覚である
・全感覚派はジャンルを超越し表現を規定しない
・全感覚派は美術運動である
・全感覚派は仮想に存在し、稀に地上に一つの場を形成する
・全感覚派は「美術」の「哲学」への優位を夢想する
・全感覚派は個人の表現の自由を制限せずその全感覚を肯定する
・全感覚派は「こうである」という絶対性はこれを拒否する
・全感覚派は「私は全感覚派である」という絶対性を保証しない
・「全感覚派である」ことは「全感覚派でない」自由を制限しない
・「全感覚」は「全感覚」である
・「全感覚」は「全・感覚」である
*2010 年11 月2 日公式宣言
*2010 年11 月4 日改稿
*2011 年01 月25 日改稿
*2011 年02 月14 日改稿