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終了Yotsuya Art Studium ゲスト講義=池内靖子、管啓次郎

演劇論/ジェンダー論において常に現代の問題意識を打ち出す池内靖子、現代文学の深淵に佇みながら翻訳、比較文学のみならず詩人として世界を彷徨する管啓次郎による講義

  • 日程
    2010年10月01日 ~ 2010年10月22日

  • 時間
    20:00

  • 会場
    四谷アート・ステュディウム

Yotsuya Art Studium「ことばのPicture Book講座」(講師=ぱくきょんみ)より、
二つのゲスト講義(公開講座)のお知らせです。

[後期ゲスト]

10月1日(金)午後8時より
ゲスト講義に
演劇論/ジェンダー論において、常に現代の問題意識を打ち出す
池内靖子先生をお招きします。

■講義テーマ
「母性」の解体と再構築:シェイクスピアから現代演劇まで

■講師からのコメント
古典のギリシャ悲劇はいうまでもなく、近代ルネッサンス期のシェイクスピア劇も、
父・母・息子の三角関係を原型とし、父・息子、父・娘関係や、母・息子関係に
焦点を当てているが、母・娘の葛藤に満ちた関係は十分に掘り下げていない。
アングラ演劇の旗手寺山修司は、日本近代家族の家父長制を近代国民国家の
権力関係と関連させて批判的に捉え、弟子の岸田理生は、寺山の近代家族批判を
共有しつつ、母・娘関係に焦点を当てた。


10月22日(金)午後8時より
ゲスト講義に
現代文学の深淵に佇みながら、翻訳、比較文学のみならず、詩人として世界を彷徨する
管啓次郎先生をお招きします。

■講義テーマ
母、オバ、祖母 力の継承について

■講師からのコメント
ぼく自身が翻訳してきた文学作品、カリブ海のジャメイカ・キンケイドとユダヤ系アメリカの
エイミー・ベンダーの短編から、<母>が主題となるものを読んで考えてみます。
それに他の小説家たちの視覚を加えてゆこうと思います。母、不在の母、
母の代わりとなるオバ的存在、あるいは隔たりを置いて何かをしめしてくれる祖母。
そうした関係の中で、どんな線が延長されてゆくのか。現代日本文学にも
ふれたいとは思うのですが、どうなるかはまだわかりません。


11月26日(金)ゲスト講義……佐川亜紀先生

[申し込み方法]

*受講生以外の方も、2,000円の受講料で聴講することができます。
*事務室までお電話/ファックスで、または直接ご予約ください
(定員に達し次第受付を締め切りますのでお早めにお申し込みください)。

■日時 :
10月1日(金)20:00-21:30|池内靖子先生
10月22日(金)20:00-21:30|管啓次郎先生
■会場 : 四谷アート・ステュディウム講義室

■受講料 : 各2,000円
■お申し込み/お問い合わせ
近畿大学国際人文科学研究所 東京コミュニティカレッジ
四谷アート・ステュディウム事務室
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-5 2F
tel. 03-3351-0591(9:30-17:00、日曜・祭日 休)
fax. 03-3353-7300

ことばのPicture Book講座――
20世紀のアヴァンギャルド芸術の思潮を詩、絵本、舞台、舞踊、映像、
そして民族文化からアプローチして考えていく。
2008年度の「20世紀テーゼとしての女性の提言と表現」の流れを踏まえつつ、
わたしたちが生きる文脈での「母なるもの」を再考していきたい。
表現における「母なるもの、母性神話、母胎回帰」への疑問、懐疑、批評を提起して
テクストも読みたい。

●ゲスト講義詳細:http://www.artstudium.org/news/2010/09/picture_book.htm
●ことばのPicture Book講座:http://www.artstudium.org/kouza_workshop.htm#avant

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