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終了工藤丈輝 舞踏公演『恐怖の恋 2017』

坩堝のなかから立ちあがる偶像と実在のたわぶれ 生命をえた人形ヒトガタと生ける屍(と化した人物)との凄絶な闘いをえがく異色作。 ここに完結!

  • 日程
    2017年10月11日 ~ 2017年10月14日

  • 時間
    19:30

  • 会場
    座・高円寺1

舞踏作品『恐怖の恋』は工藤丈輝の作・演出により 2016 年 12 月に、SPACE雑遊(東京)にて初演。
各界から非難と称賛を浴びた舞台の総集編。

工藤の演じる抜け殻のような男と、まるで生命をもったかのような操り人形のJUNCOとが 人間同士のデュエットのように物語は進行します。
工藤のパートナーをつとめる流木で作られた木偶人形の JUNCOは、黒川通利(トランス フォーマー)作。 
音楽は打楽器奏者の石坂亥士と、トゥバ音楽の第一人者等々力政彦、舞台音楽の巨匠、曽我傑のトリオ。石坂の打ち出すおおらかな太鼓の音に、等々力の奏でる不思議なホーメイの音色が重なり、曽我の空間を圧倒する電子音がすべてを取りまとめます。 

物語の進行ごとにさまざまな形態の音楽に移行し、音楽劇としても愉しめる構成です。

※タイトルは中里介山の「大菩薩峠」の一節、盲目の殺人鬼と焼け爛れた醜女との道ならぬ恋をえがいたシーンより。

本作品は今年6月にメキシコ2ヶ所で上演。メキシコシチーの初演は観客が殺到し劇場に入り切れず、ボックスオフィスで騒動が起こるほどの盛況ぶりでした。
海外では butoh が非常に高い人気をほこっており、いまでは舞踏家、グループともに海外の方が舞踏人口が高くなっています。「恐怖の恋」と工藤丈輝の活動は現地メディアでも多く取り上げられ、非常に高い評価を得ています。

公演情報
「恐怖の恋」 坩堝のなかから立ちあがる偶像と実在のたわぶれ
日時  2017年10月
11(水)、12(木)、13(金)、14(土) 開場19:00/開演19:30
15(日) 開場15:00/開演15:30
会場  座・高円寺1
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-1-2 (JR高円寺駅 北口徒歩5分)
TEL 03-3233-7500 
料金  前売/当日 ¥3,500
チケット取り扱い
座・高円寺チケットボックス
TEL03-3233-7300(10:00~18:00月曜定休)(窓口10:00~19:00)http://za-koenji.jp/ 
舞台監督=森下紀彦 音響=曽我傑 照明=田中信行 美術=黒川徹利 大道具=高橋和之 
衣装=柴田好 照明補佐=田中恵 装飾=川上聡 写真=康欣和 制作=松岡真弥  
広報=玉木康晃 長野由利子宣伝美術=緒方徹 制作協力=霜村和子 
協力=田正彦 蛭田唯詩 青城良
後援:杉並区  
提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺

出演者プロフィール
工藤丈輝
1967年仙台市出身。慶應義塾大学仏文科卒業。 在学中より舞台芸術を志すが、89年、舞踏との出会いが以後の針路を決定づける。 渡米して玉野黄市に師事。 和栗由紀夫作品に出演ののち、’92年よりソロ活動、'95~'98年には山海塾に参加。その後、元藤燁子主宰のアスベスト館ではその封印(’06年)まで舞踏手のみならず振付までを手がける。近年はソロ活動を主軸にさまざまな分野とかかわりながら世界各所にて持続的に公演、ワークショップを行っている。05年、『開眼草』にて舞踊批評家協会賞受賞、’13年には主演作『満月』がゴールデンマスク賞(ロシア)などを授賞している。近作に『業曝』(’07)、『奇讐監房』(’08)、『荒漠器』(’10)、『光ふる廃園』(’11)、『工場』(’12)、『降海の夢』(’13)、『敗北の傘』('14)、『異』(’15)などがある。
http://www.kudo-taketeru.com/

石坂亥士
1971年、群馬県桐生市生まれ。神楽太鼓奏者・打楽器奏者として、神社、クラブ、即興演奏、演劇、舞踏といった国内外を問わず様々なシーンに活動の場を広げている。母の郷里の青森で、幼少の頃より様々な伝統芸能をはじめ、イタコの儀式などに触れた事が自身の音の原風景となっている。そのスタイルは、神楽太鼓を主軸に、世界各地の民族打楽器を自由に操る稀なスタイルで、ミルフォード・グレイブスや、師匠である土取利行氏の影響を強く受けている。
2012年、カナダ・トロントで上演された多国籍演劇集団「アユリテアトル」の作品「ある阿呆の一生」に音楽家として参加し、ドラ・アワード・インディペンデント部門、最優秀サウンドデザイン賞を受賞。
http://www.dragontone.org

等々力政彦
トゥバ民族音楽演奏家。20年にわたり南シベリアで喉歌(フーメイ)などのトゥバ民族の伝統音楽を現地調査しながら、演奏活動をおこなっている。あがた森魚、朝崎郁恵、中孝介、安東ウメ子、井上鑑、EPO、太田惠資、OKI、押尾コータロー、古謝美佐子、鼓童、大工哲弘、常味裕司、一十三十一、吉川忠英、吉見征樹、Huun-Huur-Tu、Sun Ra Archestraなど内外のミュージシャンと共演、およびアルバム参加。嵯峨治彦(モンゴル民族音楽)とのユニット「タルバガン」、奥野義典・瀬尾高志・竹村一哲とのユニット「グロットグラフィー」、ササマユウコ・真砂秀朗とのユニット「生きものの音」でも活動中。
http://www.tarbagan.net/riki/

曽我傑
愛媛県出身。’70年代より作曲活動をはじめ、数多くの舞踏、ダンス、演劇作品を国の内外にて手がける。近年は自身のプロジェクト「アジア・トライ」をインドネシア、日本、韓国などアジア一円で展開。

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