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終了女の子には内緒:第4回せんだい短編戯曲賞大賞受賞作品『ささやきの彼方』上演

ー平坦な日常の中にある、もう一つの地平線。

  • 日程
    2017年03月09日 ~ 2017年03月14日

  • 時間
    17:30

  • 会場
    ヒガコプレイス

演劇ユニット「女の子には内緒」を主宰する柳生二千翔が、昨年末に第4回せんだい短編戯曲賞大賞を受賞した『ささやきの彼方』公演を行います。出演は、女の子には内緒『手のひらコロニー』(2015)にも参加した高山玲子です。本作は2014年7月blanClassにて上演され、その際にblanClassから望むことができる”京浜急行”から着想を得た、ひとつの沿線をめぐる女性たちの物語となっています。

また、女の子には内緒が今後1年間フリーペーパーを発行するプロジェクト『往復曲線』の創刊記念として、フリーペーパー専門店「ONLY FREE PAPER」のあるヒガコプレイスにて上演いたします。こちらの会場は東小金井駅近くの高架下空間となっており、また新たな沿線の物語を紡いでいきます。

『ささやきの彼方』が2年間の時を経て、どんな再構築が行われるのか、是非ご期待ください。

公演情報
ー平坦な日常の中にある、もう一つの地平線。
行き場を失った小さな出来事の中で、いつか、彼女達と出会うことはあるのか。
でもきっと、僕に見えないだけで、今日も確かにあの海辺を歩いている。

ひとつの沿線をめぐる、女性たちの物語。深夜のホーム上で起こる「ある出来事」をきっかけに、間接的に関わりあってしまう彼女たちは、思い思いの独白を続ける。

作・演出 柳生二千翔(女の子には内緒)
出演 高山玲子

◎公演日程
3月9日(木):19:30
3月10日(金):17:30/19:30
3月11日(土):17:30/19:30
3月12日(日):17:30
3月13日(月):19:30
3月14日(火):17:30/19:30
※受付開始/開場は開演20分前予定

◎チケット料金 チケット発売中
前売り券/当日券:¥1,200(税込)

http://peatix.com/event/234876

◎会場
ONLY FREE PAPER ヒガコプレイス店 http://www.higako-place.jp/
〒184-0002 東京都小金井市梶野町5-10-58 コミュニティステーション東小金井内
JR中央線「東小金井」駅より徒歩3分

◎女の子には内緒とは?
脚本・演出を務める柳生二千翔により設立した演劇ユニット。関東を拠点に活動中。幼少期、大人達 や大人ぶった女の子に秘密にしておいたような楽しいものを目指し、この現在だからこそ表現できるも のを制作する。劇場内だけでなく、街や日々の暮らしの中に息づいている物語 / 演劇的なものを掬い 上げ、繫げる、野外作品も発表している。
http://niha-naisho.info
@NihaNaisho
https://www.facebook.com/Niha.Naisho.info niha.naisho@gmail.com

○主催プロフィール
柳生二千翔(やぎゅう・にちか)
1993 年生まれ。愛媛県松山市出身。上智大学経済学部在籍。 こまばアゴラ演劇学校・無隣館演出部所属。演劇ユニット『女の子には内緒』主宰で、作/演出を担当。演劇を主軸に置きつつ映像美術、作詞、インスタレーション、漫画原作など様々な分野をまたぎながらボーダレスに活動。ドリフターズ・サマースクール 2012 宣伝・制作コース参加をきっかけに、講師であった映像美 術家・山城大督が手がける作品製作に多数参加。
Twitter| @YagyuNichika
◆女の子には内緒としての活動(作・演出・映像として参加)
2013『 午前3時の子どもたち』@STスポット(横浜)
2014『うたたね姫』@PARADISE STUDIO(松戸)、松戸駅周辺の街なか
『いざよいエーテル』@KAIKA(京都)
2015『手のひらコロニー』@blanClass
◆柳生二千翔としての活動
・パフォーマンス
2012『inori』@Beat Box Cafe 作・演出
2014『ささやきの彼方』@blanclass 作・演出・映像
2016『春をゆるして』@MONOHOUSE校庭(香川)
2017『メゾンの泡』@アトリエ春風舎

◎往復曲線とは?

女の子には内緒が発行するフリーペーパー。

上演する作品の戯曲を先行して発表、「戯曲を読んでから観劇をする」プロジェクト。

『ささやきの彼方』全編が掲載された準備号「往復曲線vol.0」は2月中旬より、ONLY FREE PAPERヒガコプレイス店等で配布中。

○往復曲線についてのステイトメント

演劇で使われる台本のことを「戯曲」と言います。
戯曲を一度読んでみて、頭の中で生まれる「演劇」は、一人ひとり千差万別です。
一つの地図から、それぞれが無数の舞台を描いていきます。

作品を鑑賞する前には、観る側も作る側も、
物語を知ってしまうこと、知られてしまうことを避けることがあるでしょう。
しかしながら、誰もが知っている『ロミオとジュリエット』は、
現在もさまざまな形で上演され、多くの人が劇場へと足を運んでいます。
それは、単純に物語を追うためではなく、
舞台上で起こる《事象》そのものを目撃するためではないでしょうか。

本誌『往復曲線』は今後約一年に渡って発行され、
「女の子には内緒」が上演する作品の戯曲を先行発表をします。
他分野で活躍する方々との対談記事なども掲載予定です。

読者/鑑賞者と劇世界が上演前に触れ合うことで、
頭の中で「往復書簡」のようにコミュニケーションを重ねながら、
さまざまな物語を形作っていただければと思っています。
また演劇に触れる機会がなかった人とも出会うきっかけにしたいです。

私たちは、目の前のことをこなすのに追われ、
自分の物語を生きるだけで精一杯です。
自分と似ている人の物語を知ることはあっても、
自分と似ていない、遠い人の物語に巡りあうことは乏しいかもしれません。
それは芸術の分野でも同じです。
一つの場所に引きこもりがちで、視界がだんだんと狭まってしまいます。
だから、この『往復曲線』では、演劇という枠にとどまらず、
知らない物語や事柄や人と多く出会える場にしたいと思っています。

二〇一七年二月 柳生二千翔

キーワード:

演劇 / フリーペーパー / 小劇団


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