イベント

6月

21

7月

03

終了楢橋 朝子写真展 “近づいては遠ざかる 1985/2015 〈ベトナムの場合〉”

この度、photographers’ galleryでは企画展として楢橋朝子展を開催する運びとなりました。

  • 日程
    2016年06月21日 ~ 2016年07月03日

  • 時間
    12:00

  • 会場
    photographers' gallery

この度、photographers’ galleryでは企画展として楢橋朝子展を開催する運びとなりました。本展では写真家をこころざす以前の1980年代半ばに、3度にわたりベトナムにて撮影されたモノクロ写真と、30年振りに訪れたホーチミンのカラー写真を展示します。KULA PHOTO GALLERYでは、同じくベトナムにて85年に撮影したVHSビデオを再編集したものと、2015年撮影のデジタルビデオを同時上映します。また本展にあわせ、展覧会タイトルと同名の小冊子を刊行予定です。
【photographers’ gallery展示概要】
写真展示/ カラー、モノクロ写真 約20点
【KULA PHOTO GALLERY展示概要】
VHSビデオ再編集版とデジタルビデオの2作品同時上映
DVDプロジェクション 約15分

■同時刊行
『近づいては遠ざかる 1985/2015 〈ベトナムの場合〉』
予価1000円 カラー16頁 A4判変型
略歴詳細などは下記03FOTOSのWEBサイトにてご覧いただけます。
http://03fotos.com

80年代半ば、まだ学生だった私は、好奇心をあらわに近寄ってきて、目を輝かせながらも少し恥ずかしそうにしている子どもたちや、朗らかでしたたかな人びとのエネルギーに惹きつけられて、この町を歩いた。ホーチミン近郊のクーチ、メコンデルタの島、さらにはハノイまで、国道1号線を北上し17度線を越え、途中で古都フエ、ホイアン、ヴィンなどにも立ち寄った。自分の中ではベトナムが終ってから写真を始めた意識でいたので、これらのネガは長いあいだ放置していたのだが、ようやく見直す気持ちが生まれた。もう忘れてしまっていたことばかりだし、ベタを見ても思い出せる範囲は限られているのだけれど、ぬくくてエネルギッシュな町の息吹は、身体のどこかに染みついている気がしてならない。再訪まで30年も経ってしまったが、変貌した町並みに驚き、自転車の洪水はバイクに取って代わられたけれど、変わりようがない空気も体感し、また、ベトナム病が再発しそうだ。         楢橋朝子

キーワード:

写真展 / ギャラリー / 写真 / 展覧会


レビュー(0)


コメント(0)


関連骰子の眼

月別イベント