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日程2016年01月30日 ~ 2016年02月21日
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時間10:00
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会場横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1・2
横浜市民ギャラリーあざみ野では「あざみ野フォト・アニュアル」と題し、毎年、写真表現の現在を切りとる企画展と横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展を同時開催しています。
平成27年度は、企画展に写真家石川竜一の個展、コレクション展では、当館が収蔵する世界で最初の写真集『自然の鉛筆』をテーマに、収蔵品の中からカメラと写真、関連資料約100点をご紹介します。
1984年 宜野湾(沖縄)生まれの石川竜一は、まだ作家としてはキャリアの浅い中、2014年最初の写真集を2冊同時に出版し、第40回木村伊兵衛写真賞、2015年日本写真協会賞新人賞を続けて受賞するという衝撃的なデビューを飾りました。これまでも多くの写真家によって取り上げられてきた人物像と風景が中心ですが、自身の生活の場でもある沖縄で撮影されたこれらの作品は、それぞれの対象と真正面から対峙し、今そこに在ることの強烈なイメージが見るものに迫ります。視ることの意味を改めて問いかける石川の作品は、現代の写真の表現に新たな方向性を示しています。
展覧会は、最初期のフォトグラムや木村伊兵衛賞の対象となった沖縄での作品に加え、極限に近い環境での山行で撮影された最新作によって構成され、その活動の全貌を展覧します。
考えたときには、もう目の前にはない 石川竜一 展 公式サイト:
http://artazamino.jp/event/azamino-photo-20160221/
石川竜一展と同時開催するコレクション展で紹介する『自然の鉛筆』は、1844~46年に発表され、世界初のネガポジ印画法「カロタイプ」の発明者 ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットが、当時のニューメディア「写真」の可能性と、自分の発明した技法の有効性を示すために発行した書籍です。
本展では『自然の鉛筆』をひもときながら、タルボットの考えた写真のメディアとしての在り方がその後、どのように展開していったかを探ります。
平成27年度横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展
『自然の鉛筆』を読む 公式サイト:
http://artazamino.jp/event/azamino-photo-20160221-collection/