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日程2014年03月09日 ~ 2014年04月09日
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時間00:00
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会場ラピュタ阿佐ヶ谷
日本映画史に革新的な名作・珍作を残した映画会社日本アート・シアター・ギルド(通称ATG)。今回ラピュタ阿佐ケ谷では「AVANTGARD百花繚乱 挑発:ATGの時代」と題して、日本映画界に燦然と輝く功績を残す名匠たちが”撮りたいものを撮る”ために独立製作し、アートシアター"新宿文化"を拠点として若者文化に旋風を巻き起こした60〜70年代の29作品を特集上映いたします。
ATGといえば新宿!大島渚監督『新宿泥棒日記』は1960年代末のカオス新宿を舞台に、横山リエ、唐十郎、紀伊国屋書店の社長と異色キャストが登場するフェイクドキュメンタリー。特集の目玉作品、熊井啓監督『地の群れ』は、“原爆”“差別”問題に対する世間の傍観者的意識の罪深さに訴えかける骨太な衝撃作。徹底した人間暴力の残虐性を告発する映像描写は、観客を身震いさせ、人生観をも揺るがすこと間違いなしです。
また、名優・佐藤慶がヤクザとデカの二役で、演技の底力を見せつける黒木和雄監督『日本の悪霊』。岡本喜八監督が自身の戦争体験の意味を追求した『肉弾』は、戦争とは祖国とは終戦とは何だったのかフィルムを通して語りかける傑作。ホロ苦い青春の一幕にときめく羽仁進監督『初恋:地獄篇』は素人役者を起用した独自の即興的演出法で少年少女の深層心理に迫ります。
さらに、グロテスクな珍芸で人気を得た落語家の窮極芸におののく『鬼の詩』、美輪明宏が麗しい男装で登場、緑魔子をはじめ豪華キャストでお送りする爆笑ミュージカル・ミステリー『日本人のへそ』は井上ひさし原作。若松孝二監督、”性と革命の映画”『天使の恍惚』はATG作品の中で最も過激と騒がれた超弩級の問題作です。その他、松本俊夫、実相寺昭雄、吉田喜重、新藤兼人、森崎東と名匠渾身の作品をお届けいたします。
アナーキーでセンシティブ!タブーにさえも果敢に切り込む!アバンギャルドな芸術映画ATG特集にご期待ください。
特集上映:「AVANTGARD百花繚乱 挑発:ATGの時代」
開催期間:2014年3月9日(日)〜4月26日(土)
開催場所:ラピュタ阿佐ヶ谷
《上映作品/監督》
『新宿泥棒日記』/大島渚
『おとし穴』/勅使河原宏
『初恋:地獄篇』/羽仁進
『人間蒸発』/今村昌平
『彼女と彼』/羽仁進
『北村透谷 わが冬の歌』/山口清一郎
『とべない沈黙』/黒木和雄
『心中天網島』/篠田正浩
『鷗よ、きらめく海をみたか めぐり逢い』 /吉田憲二
『エロス+虐殺』/吉田喜重
『日本の悪霊』/黒木和雄
『鬼の詩』/村野鐵太郎
『鉄砲玉の美学』/中島貞夫
『河 あの裏切りが重く』/森弘太
『祭りの準備』/黒木和雄
『地の群れ』/熊井啓
『煉獄エロイカ』/吉田喜重
『薔薇の葬列』 /松本俊夫
『無常』 /実相寺昭雄
『鉄輪』/新藤兼人
『正午なり』 /後藤幸一
『竜馬暗殺』/黒木和雄
『肉弾』 /岡本喜八
『青春の殺人者』/長谷川和彦
『君はいま光のなかに』 吉田憲二
『日本人のへそ』須川栄三
『津軽じょんがら節』/斉藤耕一
『少年』/大島渚
『天使の恍惚』/若松孝二
☆作品情報の詳細等はラピュタ阿佐ケ谷のホームページをご覧下さい!
HP:http://www.laputa-jp.com
入場料金:一般…1,200円
シニア・学生…1,000円
会員…800円
*水曜サービスデー…一般1,000円
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映画館・ラピュタ阿佐ヶ谷
〒166-0001
東京都杉並区阿佐谷北2-12-21
TEL:03-3336-5440 FAX:03-3336-5671
E-mail:asagaya@laputa-jp.com
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