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終了伝説の美女、魅惑の独演 昭和の銀幕に輝くヒロイン 第72弾 北原三枝

女優・北原三枝の、抜群のプロポーションと都会的でオートクチュールな魅力をぜひスクリーンでご堪能下さい!

  • 日程
    2014年02月09日 ~ 2014年03月09日

  • 時間
    10:30

  • 会場
    ラピュタ阿佐ケ谷

 日劇ダンシングチーム出身(5期生)、退団後は松竹のニューフェイス募集に応じて合格し、日活に引き抜かれた後 は女優陣のエースとして華々しい日活黄金期の一時代を牽引した北原三枝。162センチのすらりとした長身、抜群 のプロポーションと都会的で洗練されたオートクチュールな魅力をスクリーンに放ち、圧倒的な存在感でバリエーション豊かな女性像を見事に演じました。
 名画座ラピュタ阿佐ヶ谷では2月9日(日)より、モーニングショーにて珠玉の北原三枝10作品を特集上映いたします。

 まず特集前半は、“日活のドル箱コンビ”と称された石原裕次郎との共演3作品を上映。異国情調漂うミナト神戸 が舞台『赤い波止場』では、海外脱出をもくろむ一匹狼の裕次郎に想いを寄せられる女性、文芸巨編『山と谷と雲』では兄弟の愛の狭間に揺れる清楚な信州造り酒屋の女主人、未曾有の迫力が光る航空アクション『天と地を駈ける男』では石原裕次郎・二谷英明との三角関係に揺れるちゃきちゃきの女医役と、裕次郎の演技に輝きを添える堂々たるヒロインを演じます。
 続いて後半には、人間のエゴまみれの泥沼メロドラマ『自分の穴の中で』では、自我が強く、生活の全てにおいて 計算ずくめな女を、宇野千代原作、恋愛小説の古典と名高い『色ざんげ』では実業家の娘で森雅之の若い愛人を情熱 を秘めて演じます。
 また人間の愛憎ドラマ『夏の嵐』は、「卑怯よ!!」と姿を消す男に向けて北原三枝が絶叫する 海辺でのクライマックスシーンからの波乱な幕開けです。同じく太陽族映画の決定版として、落とした男の服を食い ちぎる高飛車でドライな肉食系女子大生役をイキイキと演じる『逆光線』での、大胆に男を誘惑する挑戦的な表情は 必見です。
 さらに、小津安二郎脚本の世界観を田中絹代監督がしっとりと撮り上げた『月は上りぬ』は、晩秋、京都・奈良が 舞台。やもめの父を結婚話でやきもきさせる三姉妹の三女として愛らしさを全開。上質の人情時代劇『朝やけ血戦 場』では幕末の脱走兵大阪志郎の身重の妻役を力一杯表現。川島雄三監督の本領発揮作、日活の明朗風刺コメディ 『愛のお荷物』では才色兼備の大臣秘書役でうっとりとした雰囲気を漂わせます。

 清楚なブルジョア系から高慢な肉食女子まで幅広い役柄を演じる北原三枝の魅力に満ちた10週間の特集上映です。

特集上映:『伝説の美女、魅惑の独演 昭和の銀幕に輝くヒロイン[第72弾]』(モーニングショー)

開催期間:2014年2月9日(日)〜 4月5日(土)連日10:30より1回上映
     
開催場所:ラピュタ阿佐ケ谷
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上映作品
『赤い波止場』 (1958年/舛田利雄)  2月9日(日) 〜 2月15日(土)
『山と谷と雲』 (1959年/牛原洋一) 2月16日(日) 〜 2月22日(土)
『天と地を駈ける男』 (1959年/舛田利雄) 2月23日(日) 〜 3月1日(土)
『自分の穴の中で』 (1955年/内田吐夢) 3月2日(日) 〜 3月8日(土)
『夏の嵐』 (1956年/中平康)   3月9日(日) 〜 3月11日(火)
『月は上りぬ』 (1955年/田中絹代) 3月12日(水) 〜 19日(水)
『色ざんげ』 (1956年/阿部豊)   3月20日(木) 〜 22日(土)
『朝やけ血戦場』 (1956年/マキノ雅弘) 3月23日(日) 〜 25日(火)
『愛のお荷物』 (1955年/川島雄三) 3月26日(水) 〜 4月2日(水)
『逆光線』 (1956年/古川卓巳) 4月3日(木) 〜 4月5日(土)

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映画館・ラピュタ阿佐ヶ谷

〒166-0001
東京都杉並区阿佐谷北2-12-21
TEL:03-3336-5440 FAX:03-3336-5671
E-mail:asagaya@laputa-jp.com
HP:http://www.laputa-jp.com

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