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日程2009年08月30日 ~ 2009年09月19日
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時間00:00
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会場photographers' gallery 東京都新宿区新宿2-16-11-401
わずかな室内灯だけを使用して、人・人形・植物・蝶等をブレやボケを残して撮影、
複数のモチーフで構成したシリーズ「月光画」。近年このシリーズを発表してきた
高橋が、その手法のなかで出会ったひとつひとつの対象に、あらためて焦点をあて
ていく連続展「月光」の第三回目。
今回のテーマは、「剥製」。ワニ、トカゲ、カワセミや雉。本来土に還るべき死骸
にポーズをつけて、静止の状態にするという、強引で奇妙な行為。そこから生じる、
宙ぶらりんな存在感。写真も同様に、写しとられた生き物の寿命を超えてなお、こ
の世にとどまり存在し続ける。静謐の中で起こるその掛合いの作用から、残酷さと
少しの滑稽さ、脆さと強さ、そして不可思議な美が立ち上がる。
展示点数:タイプCプリント/558mm×455mm/約15点