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10月

25

終了【ヴィヴィアン佐藤×寺山修司②】「寺山修司と海外」寺山修司はいかに海外と出会い、影響を受けたのか@青山ブックセンター本店

没後30年 寺山修司に出会う

  • 日程
    2013年10月25日

  • 時間
    19:00

  • 会場
    青山ブックセンター本店

ABCでは、非建築家、アーティスト、イラストレーター、パーティイスト、ドラァーグクイーン、文筆家、映画評論家と様々な顔を持つヴィヴィアン佐藤さんの寺山修司講座を開催中。
「寺山に出会っていなかったら、今の私はなかったかもしれない」とヴィヴィアンさん。独特の批評眼が人気高いヴィヴィアン佐藤さん。そんなヴィヴィアンさん独自の視点で寺山修司を語っていただいています。

第1回目の講座では「寺山修司と日本」をテーマに開催しました。
受講生の方は「寺山修司ってなんだか気になるけど、作品見てもよくわからないし、つかめない!」という方がほとんど。
確かに寺山修司って多才で、肩書も山のようにあるし、一体何者なのだ!?という感じがしますよね。
私が初めて触れた寺山作品は映画「田園に死す」でしたが、やはりよくわからず終始ぽかーんとみていました。
今回の講座でヴィヴィアンさんは寺山が持っているテーマの1つに「親殺し(エディプスコンプレックス)」を挙げていました。
親殺し(エディプスコンプレックス)とは、ギリシャ神話に登場するオイディプスの名前を由来としている、精神分析学者であるフロイトが
定義した概念。簡単に言うと男子が同性の親である父を憎み、母に対して思慕を抱くという意味です。

なるほど、そういう視点で見ると、今までぽかーんと見ていた「田園に死す」も、1つ1つのシーンの意味を読み取ることが出来、
さらに作品を楽しむことが出来るようになりました。難解と思われる寺山作品も実はテーマに沿ってきちんと構成されているのですね。
受講生の皆さんも、寺山への理解を深めていただけたようです。

こんなヴィヴィアンさんの寺山修司講座、第2回目は「寺山修司と海外」をテーマにお送りします。
同時代の人、若い世代に多くの刺激、影響を与えた寺山修司ですが、寺山自身もさまざまな方面に関心を抱き、影響を受けたようです。
中でも海外の作品に深い関心を寄せ、影響を受けたとか。
『伝奇集』などで知られるアルゼンチンの作家、ボルヘスの作品や、『闇の奥』を書いたイギリスの作家ジョゼフ・コンラッドの著書などの小説をはじめ、
映画や舞台とさまざまなジャンルの作品から影響を受けたようです。

寺山修司はいかにして海外と付き合い、どのような影響をうけ、その影響がどのように作品に表れているのでしょうか。

今回もヴィヴィアン佐藤さんと一緒に、寺山修司とはいったい何者なのかを探っていきましょう!

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開催日時 10月25日(金) 19:00~21:00(開場18:30~)
会場    青山ブックセンター本店内・小教室
定員    45名様
受講料 2,520円(税込)

詳細/ご予約
http://www.aoyamabc.jp/culture/terayama-abc/

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