「わたしたちの宣戦布告」を観ました。
全体を貫くのは、カラリとした心地よい乾燥感。
病に対して、だけでない闘争心。
そして、かけがえのない戦友との連帯。
突然見付かった子どもの病気。
それに立ち向かう「夫婦」がベースの家族たち。
日本映画では必須の「可哀想な病人」「看病で疲れ果てたお母さん」
「仕事と金策で摩耗したお父さん」など陰すら見えません。
今のフランスの様々な文化が端々で表現されていて、
然り気無く笑顔にさせられてしまう、不思議な映画です。
今現在、家族関係で疲れてしまっている、
そんな人にぜひ見て欲しいです。
そして、結婚を考えているカップルにも、
一緒に観て考えるきっかけにして欲しい、
そんな映画でした。