鑑賞後、速攻レビュー版いきます(第2稿)。
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開始15分くらい、本気で心臓がバクバクして汗が出て(変な臭いもして)、上映中にこのまま発作で死ぬんじゃないかと本気で思った。
ホントに劇場@元町映画館が揺れていた。
阪神大震災の恐怖が再び呼び戻されたからだろうか……。
マジで“リアルな”4DX”“MX4D”体験を一般劇場で味わってしまうとは(神戸市民必見!)。
というわけで、映画『シン・ゴジラ』における“ゴジラ(怪獣)”が出ない、より現実的ポリティカルムービーとして、ただいまネットでも超話題の『太陽の蓋』見てきました@神戸・元町映画館。
※悲報!パンフレットすでに売り切れで、配給元にも在庫ないとのこと。せめてプレスシート読みたい!(誰かちょーだい!)
結論からいうと、現実vs虚像の『シン・ゴジラ』を紹介している場合でないと思った。
というのは、3.11の「福島第1原発」の裏側を首相官邸と記者クラブを中心に描いているんである。
いちお“フィクション”なんだけど、当時の政治家は実名で出てくるし、リアリティは『シン・ゴジラ』の数万倍!
てか、東日本大震災も福島第一原子力発電所事故も“現実”なのだから、当たり前だ。
その裏側を、首相官邸と記者クラブを中心に描いているのが『太陽の蓋』なわけだけど。
ファクションと謳いながらも、政治家は実名で登場しつつも、企業名は架空の会社。でも、明らかに「東京電力」だと分かるし……。
その意味では、ヘタすれば、山崎豊子原作映画・日本航空123便墜落事故『沈まぬ太陽』以上の大衝撃。
しかも『シン・ゴジラ』とリンクするエピソード多数で、オチ(ラスト)はもろ『シン・ゴジラ』ではないか!
まぁ、ここまでリンクする映画がほぼ同時に公開されることは、過去にも何度かあったと思うけども、2016年劇場で見るべき映画の一本でしょ。
※低予算映画はテレビで見ると、とにかく“ショボイ”のはみなさんご存じの通り。ゆえに絶対の劇場鑑賞。
東京電力批判もなにげにあるので、テレビ放送はないかな。
そのなか、低予算ならではの“ツッコミ”どころや残念な点も多々あるけど、ワタクシ大学で「原子炉工学」やっていた人間として感じることもあるし、元演劇ライターとして小劇場役者満載で、小道具の使い方や時間経過とストーリー進行の仕組みもうまくて、最低10パターンはレビュー書けそうな深い映画でした。
※速攻版なので、誤字脱字などまた見つけたら修正します。おやすみなさい。