※以下、ストーリーには触れていませんが、映像・シナリオが分かる方にはネタバレ率かなり高いかもです。ご注意ください。
昨夜、なんばパークスシネマのレイトショーで見てきました。
帰宅したら23時半過ぎw
ワタクシ的には、たいがい新作上映タイトルって、そこそこ裏話とかレビュー(ネタバレ込み)を集めてから最近は観にいくですけど……。
ほぼ衝動的に、クエンティン・タランティーノ監督最新作『ヘイトフル・エイト』見ちゃいました。
キッカケは予告編を知人に紹介され、それだけで気になって気になって、予備知識はほぼゼロ。
鑑賞・帰宅後、いくつかのレビューや記事を少し読んで、かつ決定稿に近いらしいシナリオをネットで見つけて(というか米Amazonですでに売っていて高評価っすね)、それでも気になることがあっての速攻レビューといきますぜい。
同じ感想の方いたらシェアしたいです。
まず、やっば、タラちゃんって、セリフの切れもあるし、たまにギャグがあって、緩急分かっているし「シナリオうまいなぁ」と思いながら鑑賞。
※タラちゃんという呼び名って、タランティーノ出演の関西のローカルCMがおなじみで、当時の共演者から裏話聞いた記憶が。
そのなか、さすが“2時間48分”という大長編!
登場人物の背景をちょこちょこと紹介しながら、シナリオ的には文字通り“駅馬車形式”から“グランド形式”へとスムーズに移行し……それだけでもかなり贅沢で教科書的な構成です。
また、日本の宣伝では“密室ミステリー”と謳っているわけですが、実は“駅馬車形式”の部分にこの物語のキモがあるような気もするんですよね。
というのは、駅馬車内とあるシーンで、余計に××が××に当たるシーンは、××の××のシーンにシナリオ的にはつながっているし、ここが一番気になりました。
これが、この映画の本当のメッセージなのかな?
まぁ、このシーンに、美術監督・種田陽平が関わっているのか、撮影監督のロバート・リチャードソンの意図なのか、照明技師らしい「James McElwee」がどのくらい関わっているのか?
そもそも意図があったのか? 偶然なのか?
もともと映画のテーマが人種差別問題なので、余計にそう思って、
ネットに転がっているシナリオをチェック中。
もちろんはじめに気になったのは“誰が生き残ったのか?”なので、それもあったのですが……。
ちなみにネットで見つかる海外のシナリオには、たまに最終的にカットされたシーンとか、変更されたシーンがそのまま掲載されていて、執筆当初の意図された削除シーンが残っていたりするので、作者の意図が隠されていたりするんですよね。
いまのところ、見つけた『ヘイトフル・エイト』のシナリオに後日談はなく、ト書きも少なめな印象。
追記は、映画ライターっぽくいきたいところです。