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  • 天見谷行人さんの日記


天見谷行人さんの日記

  • 2017

    4月

    29

  • ラ・ラ・ランド

    2017年3月23日鑑賞 ミュージカル! ミュージカル!! *** いやぁ~、久々に楽しかった! ミュージカル、ジャズ、演劇、そして映画。 その美味しいところを『ギュッ』と絞った”濃縮ジュース”みたいな作品ですよ。 本作「ラ・ラ・ランド」はオープニングから、いきなりミュージカル全開!! ありえない場所で、大勢のダンサー、シンガー達が唄い、踊ります。 先日観た「サバイバルファミリ...


  • 2017

    3月

    24

  • サバイバルファミリー

    人間生きていくには**があればいいんだよ 映画レビュー再開します!! 久々ですね。お待たせいたしました。 まず映画レビュー復帰第1発目に選んだのが矢口史靖監督作品「サバイバルファミリー」です。 僕を映画の世界に引きずり込んでくれたのが矢口監督だったのです。 「スウィングガールズ」という映画があります。 https://www.youtube.com/watch?v=zpPVEHD0...


  • 2016

    11月

    09

  • シーモアさんと、大人のための人生入門

    2016年11月4日鑑賞 芸術と人生、その「聖性」と「魔力」 ***** 辻井伸行さんが優勝した、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール。 ご存知でしょうか? あの時、優勝者は二人でした。 辻井さんともう一人、中国の若きピアニスト。ハオツェン・チャン。 彼がファイナルステージで弾いたピアノ協奏曲。 その選曲に僕は大いに驚きました。 彼が選んだのはモーツァルトのピアノ協...


  • 2016

    11月

    07

  • SCOOP!

    2016年10月24日鑑賞 ゴギブリとドブネズミ、以下の「美学」 ***** 「福山がスキャンダルな役をやるらしい」と言う印象しかなかった本作。 当初観る予定もなかった。 しかし監督の名前を知って観てみようと思った。 「モテキ」「バクマン。」を撮った大根仁氏である。 それほどまでに、この二つの作品は抜群に”面白カッタ”のだ。 本作では福山雅治が、ダーティーでワイルドな「...


  • 2016

    10月

    23

  • グッドモーニングショー

    2016年10月11日鑑賞 爆弾と視聴率とエンタメの関係? 最初はねぇ~、これスルーしようかな、と思ってたんですよ。 でも観て正解でした。お金払った分は、ちゃんと「おもしろい!!」という作品に仕上がってます。 本作は映画の初めから、時間軸がリアルタイムで進行する、というのが大きな特徴です。 ほとんど回想シーンなどを挟まず、まさに今、目の前で起こっている分、秒、単位の時間、ワン...


  • 2016

    10月

    19

  • ハドソン川の奇跡

    2016年9月26日鑑賞 安全ですよ、ここは劇場ですから。 クリント・イーストウッド監督作品は「ハズレなし!」と思って、観に行ってきました。 やっぱり正解でした。 トム・ハンクス演じる機長役、もう、ほんとに素晴らしかった。 抑制が効いててね、派手に演じすぎない。クリント監督の演出は、とっても自然体です。 また、以前観た「サンキュー・スモーキング」 https://www....


  • 2016

    10月

    09

  • 君の名は。

    2016年9月27日鑑賞 「前前前世」から、君と僕は……。 ネット上や、マスコミでは、本作について、やたらと騒がしいですな。 僕なんかは、根っからのひねくれ者で、おまけに「四捨五入すると還暦」オヂさんです。 「メガヒットなんて、誰が観てやるもんか」と当初は思っていましたが、予告編を見ると…… 美しい映像と、その世界観にヤラレました。 劇場にいってみると、やっぱり十代、二...


  • 2016

    9月

    30

  • 後妻業の女

    後妻業の女 2016年9月1日鑑賞 大竹しのぶは演技怪獣ゴジラだった。 「生きるのに必要なのは欲望だ」とチャップリンは「ライムライト」の中で言っている。 ということは「スケベ」と「金」が大好きな人は、人間という動物としてむしろ健全なのかもしれない。 本作は結婚相談所の所長の目を通して、人間のあられもない、むき出しの欲望を描いてゆく。 物語はテンポ良く進むし、観客を飽きさせな...


  • 2016

    9月

    27

  • シン・ゴジラ

    シン・ゴジラ 2016年8月23日鑑賞 ゴジラ映画は3:11を背負えるのか? 3:11という「想定外」の出来事が起こって以降、映画に限らず、日本の表現者たちは、もがき苦しんでいるように思える。 僕は何度も、あの津波の映像を見た。 現実離れした、しかし、まぎれもない現実の風景は、浅はかな人間たちの、すべての創作物を飲み込んでゆくようであった。 もちろん「ゲ・ン・パ・ツ」もまた...


  • 2016

    9月

    25

  • トランボさん、これもあなたが書いたの?!

    トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 2016年8月26日鑑賞 「ローマの休日」 https://www.youtube.com/watch?v=3CvSOCiIt6c という作品が、もし存在しなかったら、映画の歴史は書き換わったに違いない。 オードリー・ヘップバーンは、グレゴリー・ペックとローマの街をスクーターで駆け抜けていただろうか? 二人のラブストーリーをスクリーンで観る。そ...


  • 2016

    9月

    01

  • リップヴァンウィンクルの花嫁

    2016年8月6日鑑賞 岩井監督が仕掛けた3時間の罠 多分、文学少女の気質を持ったまま、大人になってしまった人たちが、岩井俊二監督作品に引き込まれて行くんだろうなぁ~、と思う。 「花とアリス」 https://www.youtube.com/watch?v=yiRlvbsqo18 でもそうだったけど、美しい女性をより美しく、幻想的に映し取る。女優さんにしてみれば、岩井監督作品...


  • 2016

    8月

    28

  • 僕はなぜ、映画を映画館で観るのか?

    「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を劇場で観たときのこと。 エンドロールが終わり、最後にもう一度マイケルが現れる。短く軽やかなステップを踏み、映画は終了。 そのときだった。 満席の会場のあちこちから拍手が起こった。 やがてその場に居合わせた僕を含め、全ての観客が拍手を送った。 目の前にマイケルはいない。 ただの白いスクリーンに向かって、僕たち観客は拍手を送ったのである。 ...


  • 2016

    8月

    25

  • あやしい彼女

    2016年4月1日鑑賞 オードリーか、多部ちゃんか、それが問題だ! さて、いま劇場にいらっしゃる、シニアの皆様。そこのあなたですよ、あなた。 もし”映画の魔法”を「あなた自身に掛けることができる」としたらどうされますか? 1つの思考実験ですね。 仮にですよ…… もし仮に、あなたが「多部未華子」のルックスと、その「はち切れんばかりの若さ」を手に入れられるとしたら……。 ”イ...


  • 2016

    8月

    24

  • モヒカン故郷に帰る

    2016年4月28日鑑賞 「あっちゃん、アンタもロックやらんね?!」 変な言い方かもしれないけど「バランスのとれた弾け方」をしている映画だなぁ~、と思いました。 よくあるパターンだけど、監督が勢い余って弾けちゃって、そのまま映画の流れが弾けっぱなしになることがあります。 本作の監督は沖田修一さん。 堺雅人さん主演の「南極料理人」を手がけた人。 僕は劇場で「南極料理人」を鑑賞しました...


  • 2016

    8月

    23

  • 追憶の森

    2015年5月9日鑑賞 生命と愛が蘇る「樹の海」 世界で最も有名な自殺ポイント。日本の「青木ヶ原樹海」 そこで自殺を試みた男、アーサーが、樹海で彷徨う日本人に出会い、不可思議な体験をする、という物語。 この作品、当然のことなんですが、登場人物は少ない。 アクションシーンなんかない。 アーサーを演じるマシュー・マコノヒー、渡辺謙さんの、ほぼ二人芝居。 これをどうやって、監督が観...


  • 2016

    8月

    08

  • スポットライト

    2015年5月1日鑑賞 真実は「この眼で見るまで」わからない 西欧諸国、特にアメリカ合衆国で「ゴッド」「神」の威光を背後に見せるものは、絶対的な権力を手にする。 何をやっても許されてしまう。 「すべては神の御意志だ」といえば「つじつま」があってしまう。 それは「正義」にも姿を変える。 国同士が「正義のために」「神のために」時には戦争で、人を殺すことさえ「神の祝福」が与えられる。...


  • 2016

    8月

    06

  • 殿、利息でござる!

    2016年6月1日鑑賞 無私という日本庶民史の「奇跡」 「殿、利息でござる!」とは、なんともキャッチーなタイトルである。それにつられて鑑賞すると、意外なほど内容はシリアスであり、さらには、これが江戸時代の庶民たちの実話である、ということに二重の驚きがある。 このお話の舞台は仙台藩の貧しい宿場町「吉岡宿」 領地を収める仙台藩(藩主は七代目、伊達重村)からは、藩の運送費などを吉岡宿が負...


  • 2016

    8月

    02

  • グランドフィナーレ

    2016年4月19日神戸シネ・リーブルにて鑑賞 人生に「シンプル・イズ・ベスト」はあるのか? 引退した名作曲家、指揮者のおはなしです。 音楽に関わる映画は大好きなので、見に行ってきました。 ラストシーンで演奏される「シンプルソング」とってもよかった。 それ以上に、心癒される保養地の風景。 美しい建築、緑の高原。 プールに映る夜の照明。 どれも、絵画のような美しさ。 この作...


  • 2016

    7月

    31

  • ルーム

    2015年5月6日鑑賞 そして「母になる」映画なのだ! 観終わってから、改めて本作の上映時間を調べてびっくり。 118分である。なんと2時間を切るのだ。 しかし体感としては、3時間ほどの超大作を観たのと、同じぐらいの「ボリューム感」がある。 それはなぜだろう? と思った。 母と5歳の息子が監禁された部屋。 その閉ざされた「ルーム」閉鎖された環境で、人間は、子供は、どのように育...


  • 2016

    7月

    27

  • リリーのすべて

    2016年4月2日鑑賞 誰にも渡したくない、この余韻を 2016年春、早くも今年ナンバーワン!、と思える作品に出会えました。 「リリーのすべて」 私はとても良い作品だと思いました。 エンドロールでは不覚にも涙してしまいました。 世界で初めて「性別適合手術」を行った人の話です。 物語の舞台はデンマークの首都ロッテルダムです。 1,926年。第一次大戦の傷も癒え、束の間の平和が訪れ...



天見谷行人

ゲストブロガー

天見谷行人

“映画館は映画と観客がつくる一期一会の「ライブ会場だ!!」”